とくとみろかさんの映画レビュー・感想・評価

とくとみろか

とくとみろか

映画(177)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ヨーロッパ新世紀(2022年製作の映画)

3.5

ルーマニアやトランシルヴァニアの歴史的背景や民族混在の複雑さを理解した上で見ないと、「排他的な村やな〜、主人公クズやな〜」で終わってしまう映画。

世界中で移民問題は起こっているけれど、この土地だから
>>続きを読む

キンキーブーツ(2005年製作の映画)

3.8

一言
悲喜こもごもがコンパクトにまとまった良作

感想
何代も続く紳士靴工場を父親から引き継いだ主人公だが、いざ社長になってみれば、大量の不良在庫を抱えていたことが発覚しいきなり倒産の危機に陥ってしま
>>続きを読む

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.2

一言
息子が一日でデカくなりすぎで、そこばっか気になった

感想
前作『クワイエットプレイス』の続き。無事出産したけどパパが死んで、銃声を聞きつけたモンスターたちが襲ってくる…俺たちの戦いはこれからだ
>>続きを読む

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.4

一言
小物と思わせておくのもトリックのうち

感想
どんでん返しに驚かされる系の映画が観たくて鑑賞。陰キャの青年がハッキングしているうちにどんどんサイバー犯罪に巻き込まれていく話。原題は『WHO AM
>>続きを読む

3人のエンジェル(1995年製作の映画)

4.0

一言
ドラアグクイーン×ロードムービーってなんでこんなに面白いんだろう

感想
『プリシラ』のアメリカ横断版と言われるコチラ。それぞれに事情を抱えたドラアグクイーン3人が、ハリウッドで開催されるミスコ
>>続きを読む

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

2.7

一言
犬とおじいちゃんがかわいい

感想
『カモン カモン』を観る前にマイクミルズ監督のをいくつか見ておこうと思って鑑賞。表題にもある通り、人生はいつだってビギナーズ。新しい恋や新しい事を始めるのに遅
>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

一言
リアリティ番組が極まった世界

感想
生まれてからずっと自分の人生を隠しカメラで撮られ、TV番組で放映されてきた主人公のトゥルーマン。奥さんや友人、上司もすべてキャスト。家も世界もすべて巨大なセ
>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.0

一言
ひぐらしの梨花ちゃんがビッチな大学生になった話(アメリカ陽キャ版)

感想
一言に書いた通りで、ひぐらし同様死に戻り系タイムループストーリー。
主人公のツリーは世の中も人も舐めてるビッチ系大学生
>>続きを読む

12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.8

一言
狂った人の演技って難しそう

感想
謎のウイルスの蔓延により、地下での生活を余儀なくされた未来。囚人のジェームズ(ブルース・ウィリス)が過去にワープし、ウイルスの発生源を突き止める話。

コロナ
>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.3

一言
解説サイト見ないと真の理解ができない日本人の私

感想
おばあちゃんが死んだことで、家庭内に様々な異変が生じる話。
音やいきなり飛び出るとかで驚かすアメリカ的ホラーの演出方法ではなく、静的にじわ
>>続きを読む

好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.0

一言
ひどいジャケット&タイトル詐欺だ!!

感想
特に趣味もなく、仕事も楽しくなく、彼女はいたことがなくて両親と同居する大男40代がある日突然恋をして、そこから自分を変えようとする話。

そんなあら
>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.8

一言
男の友情ってカッコイイ!

感想
もうすぐ死ぬことが分かった見ず知らずの二人が「どうせもうすぐ死ぬし、好きなことしようぜ!」とはちゃめちゃする映画。

ストーリーもさることながら、とにかくいちい
>>続きを読む

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

3.8

一言
親の因果が子に報いを地で行く映画

感想
時は第二次世界大戦下のドイツ。主人公の男の子は何も知らない純真で遊び盛りの少年。父親はナチスの軍人でユダヤ人強制収容所の管理管轄をする立場?強制収容所の
>>続きを読む

息もできない(2008年製作の映画)

4.0

一言
殴られすぎてて観客が息もできない映画

感想
とにかく色々な人が色々な人を殴りまくる映画。あと、とにかく言葉が汚い。韓国は儒教の国だから男尊女卑が激しいと聞くが、この映画を観ていると本当に女性が
>>続きを読む

パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.9

一言
映像では伝わらないはずの「ニオイ」を、なまなましく表現。18世紀のパリはめっちゃ臭そう!!

感想
最後の裸の大乱交祭りがあまりにも有名な本作だが、それよりも私は香水をテーマにした珍しい作品であ
>>続きを読む

パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.6

ひとこと
画面越しだけど、苔むした洞窟の香りが嗅いでみたかった!

感想
上映中になんとしてでも行きたい!という事で、コロナ対策万全でヒューマントラスト有楽町にて観賞。映画のお供はdiptyque
>>続きを読む

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.5

ひとこと
人を見た目で判断したらダメ!

感想
素直で頭も良いエルは、ブロンドヘアとド派手なファッションセンスという見た目ゆえにバカ女に勘違いされやすい。それを理由に自分を振った彼氏を見返すため、必死
>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.7

ひとこと
犬の健気さ、可愛さ、ポジティブさに浸れる癒し映画。犬飼いたくなる!

感想
かつて飼っていた柴犬を想いながら鑑賞。
動物モノってこれみよがしに泣かせにかかってきたり、あざとい演出に辟易したり
>>続きを読む

エレファント(2003年製作の映画)

3.4

ひとこと
アメリカの高校のスクールカーストなめたらあかん。。

感想
スクールカースト底辺のいじめられっ子2人が、復讐のため自身の高校で銃を乱射し、多数の生徒を殺傷した「コロンバイン高校銃乱射事件」を
>>続きを読む

トランスアメリカ(2005年製作の映画)

4.5

一言
「トランスジェンダー×親子」という異色のテーマのロードムービー

感想
ロードムービーが大好きで色々と観てるが、「トランスジェンダー×親子」という異色のテーマを扱っているのが本作。数ある旅モノの
>>続きを読む

オレンジカウンティ(2002年製作の映画)

3.6

ひとこと
2000年代に10代だった人へ。
当時の雰囲気と笑いが疲れた心をほぐす癒しムービー

感想
心が沈んだ憂鬱な日曜日は、ジャックブラックで盛り上がるに限る。ということで、オレンジカウンティを1
>>続きを読む

戦場よ永遠に(1960年製作の映画)

1.6

一言
やりたいことはわかるけど、色々ツッコみどころが多すぎる

感想
日系人に育てられ、日本に愛着を持つアメリカ人青年が、太平洋戦争で通訳ソルジャーとして日本兵と戦う話。テーマからして面白そうやん、と
>>続きを読む

西部戦線異状なし(1979年製作の映画)

3.7

一言
戦場の日常系映画だからこそ、ラストが重くのしかかる

感想
タイトルがあまりにも有名な本作。1930年版は白黒なので、まだ観やすいこちらを先に観た。
第一次世界大戦中のドイツ。とある青年が、卒業
>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.3

一言
戦争映画は数あれど、圧倒的体験重視で訴えかける反戦映画

感想
第一次世界大戦(以下WW1)中の西部戦線にて。イギリスのある上等兵が、「明朝の攻撃中止」の旨の伝令を届ける命令を受け、敵地を抜けて
>>続きを読む

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

2.0

一言
なんとも中途半端な消化不良感。唯一の魅力はハーレクインの可愛さ…

感想
悪役には悪役の美学があり、美学を徹底する悪役は魅力的で、主人公勢よりも人気が出る場合もある(DCで言えばジョーカーもそう
>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.5

一言
良くも悪くもハーレクインのキャラが立ちまくり!可愛さを堪能する映画

感想
DCモノって暗いイメージが強いけど、マーゴット・ロビーがとにかく可愛いし、カラフルやラメラメの弾幕、キラッキラの衣装に
>>続きを読む

サークル(2015年製作の映画)

3.3

一言
超短尺バトルロワイヤル。日本人なら全員ダンマリで終わるんだろうなw

感想
目覚めたら、密室に性別年齢人種がバラバラな50人が集められており、1~2分間隔で一人ずつビームで撃たれて殺される。殺さ
>>続きを読む

HACHI 約束の犬(2009年製作の映画)

3.4

一言
日本版より”犬の健気さ、可哀想さ”に集中して観られた

感想
時代設定も制作年代も日本版よりうんと新しいこともあり、こっちのほうが構成が現代的でわかりやすいし、音楽も好み。あと犬の演技力も増して
>>続きを読む

ハチ公物語(1987年製作の映画)

3.2

一言
ハチはめっちゃかわいい。でも涙なしでは観られない感動の物語かと言われると…?

感想
小学生の頃、ハチがかわいそうすぎて最後まで観られなくて結末を知らなかった本作。おとなになって、感じ方に変化は
>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.2

一言
映像はきれい。犬もかわいい。でも話が一切入ってこない

感想
グランド・ブタペスト・ホテルの時にも思ったけど、映像美は素晴らしいし、センスも良いんだけど、そこばっかりに気が行って、全然話が頭に入
>>続きを読む

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.5

一言
戦わない兵士という新しい視点×日本人のモブっぷり×実話という重み

感想
信仰心の厚いアメリカ人、デズモンド・ドス。とある理由から、銃を持つことを拒否しながらも、敵を倒すためではなく仲間を救うた
>>続きを読む

マダム・マロリーと魔法のスパイス(2014年製作の映画)

4.0

一言
タイトル詐欺に騙されないで!
料理で移民問題とキャリアステップを考える素晴らしい映画

感想
【タイトルで損】
ウーバーイーツでインドカレーを注文して待っている間に「インド料理が出てくる映画を見
>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

一言
綺麗でアートなグリーン・インフェルノ
大学生×民族ホラーは相性良いのか?

感想
双極性障害の妹による一家心中で家族全員を失った大学生の主人公(ダニー)が、もう冷めてきている彼氏(クリスチャン)
>>続きを読む

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

3.0

一言
シティオブゴッド・音楽成り上がり編

感想
ギャングスタ・ラップの礎であるN.W.Aの成り立ちと、その後の分裂、それぞれの生き方を描いた一代記みたいな作品。当時コンプトンは黒人が多い地区で、まと
>>続きを読む

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.3

【一言】
皆「君の代わり」を求めている

【感想】
・あらすじ
グザヴィエ・ドラン監督・脚本・出演の映画。ゲイのボーイフレンドを亡くし、葬式に出席するため彼の故郷を訪ねたトム。だがそこには、ひどく暴力
>>続きを読む