相模ねこさんの映画レビュー・感想・評価

相模ねこ

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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

【ゴジラの映像は100点だけど役者の映像は-100点の映画】
久しぶりに悪い意味での日本らしい映画を見てしまった。
役者の映し方が、多くの日本映画(青春群像劇やコメディ系)で散々見た、ベタ中のベタな物
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.3

【無間地獄のアジア。目には目を、の欧米】
この宗教的な差が、しっかりと今作品で見て取れた。
私はアジア圏の人間なので、やはりインファナル…のラストの方が後味が悪く怖いと感じた。今作品はどちらかというと
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

5.0

(あの赤いコートの女の子はどうなったんだろう?どうか上手く逃げ延びていて…)
と、シンドラーやこちらの観客側にも心に引っ掛かったままでいさせて、後に荷車に乗せられた赤いコートを見せるの酷すぎる。監督の
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トロイ(2004年製作の映画)

2.5

【虚像のヒーローと、真のヒーロー】
虚像のヒーローが、パリス。
「愛に生き、愛に死ぬ」そのコトバの美しさに自己陶酔しつづけた悲しきピエロのパリス王子。

真のヒーローとは、アキレス。みんなの憧れるヒー
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パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

【命が尽きるその瞬間、人は自分の未来を見る―】

ラストのシーンがとても美しかった。
迫る恐怖と悲しみ、けど、エリックの言うとおり死の間際のクレアには「希望」が確かにあった。なぜなら、二人の未来が見え
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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【なぜ最弱で短命な人間が、この世の統治者になったのか?】

という、疑問をラスト少し思った。
けれど旅のはじめからずっと追ってきて気づいたのは、アラゴルンの成長の著しさだ。彼は旅が始まり終わるまでの間
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

【これはひどい※愚痴注意】



友達、ましてや自分自身が襲われてもカメラを向け続ける人間が一番ホラー。
「だってPOV方式だからね!」と言われても、あの状況でカメラを向けてる男の姿を想像すると滑稽で
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

2.0

【アメリカに恐れられた大日本帝国海軍は美しきミッドウェイに永遠に沈む】
引きの絵で撮る、巨大な戦艦が燃え落ちる様は凄まじい。この絵だけでも見る価値はあると思う。
山本五十六が小料理屋?にて開戦の報せを
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ヴィジット(2015年製作の映画)

2.0

【老人あるある×ホラー】

老人のおかしな行動を「年だからね」「田舎の老人は頑固だし変わり者なのよ」「ボケてるのよ」で勝手になんとなく完結させて、問題として取り合わない、老人への偏見が当たり前にあるか
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

2.5

【イケメンゴジラ、覚醒める】

ゴジラシリーズにおいて人間パートが必要悪なのは分かるんです。けれどちょっとやり過ぎ感。
あのモンスターママの動機が無理矢理すぎる。人間を淘汰するといいつつ、大切な娘と自
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

【日本バンザイ映画。日本人が好むヒーローとは"名もなく働く集団"であるという事】

今作品は日本の政治への批判が露骨に激しい。と聞いていたが、むしろ日本の役人たちを見事にヒーローとして描いている、日本
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シークレット ウインドウ(2004年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

【事実は小説より奇なり】
分裂した残虐な自分に抗っていたモートだったが、重なる哀しみと憎しみによりラストついに『シューター』に身体を明け渡してしまう。
モート含め、主要人物が全員死んだので当然バッドエ
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父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.0

【星条旗よ永遠なれ】
有名なこのフレーズが、鑑賞中何度も頭によぎった。これ程に星条旗の存在が重いものだとは、理解したつもりで理解していなかった事に気づいた。

もう一つの気づきは、アメリカはどこまでも
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.0

【日本人は何と戦わされていたのか】
モノクロに絞った映像からは、硫黄島の砂がべったりと肌に張り付くような不快感と、乾きが伝わる。
「アメリカ人=悪」「国の為に殉ずることが尊い」といった数々の刷り込み(
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.5

【削がれる個 殺がれる命】
軍人の育成=幼児化させる事、というのは知らなかったので驚いた。
道端の虫を足で潰して遊ぶ子供と、戦場で敵を銃殺する兵士の精神は同じなのか。
上官の命令に報いることと、敵を殺
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アウトランダー(2008年製作の映画)

1.1

このレビューはネタバレを含みます

【バイキング ミーツ エイリアン】
荒唐無稽なストーリーも、多少雑なCGも(特にラストの滝のシーン)も全然許せる。
が、主人公は何をしに地球に来たのか、という謎がはっきり示されないのがツライ。
家族の
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ゴーストシップ(2002年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

【ホラー◎謎解き◎美女◎】

奇をてらわない(POVのような)、かつ、きちんと謎は解決されるので、私のような「あえて意味不明にしてある系ホラー」が嫌いなタイプにも見やすい作品。
ゴーストシップことグラ
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.5

【静かなパンデミック映画】

淡々と進むストーリーはとてもリアルだが、画面が終始、毎日曇りなのかと思うほど薄暗いのが気になる。
なんだかこの世の終わりみたいな雰囲気たっぷりだが、事実は「人間という動物
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7Wish セブン・ウィッシュ(2017年製作の映画)

1.0

【オルゴールは新たな獲物を得たようだ】
主人公の願い事が最後の2つ以外こと如くつまらな過ぎて逆に面白かった。昨日の最悪だったテスト、満点にして!とかよりマシかもだけど笑

呪いのオルゴール的には自分の
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ザ・ハッスル(2019年製作の映画)

3.8

【晴れた昼間にビール片手に観たい映画】
アン・ハサウェイもレベル・ウィルソンもオシャ可愛綺麗。言動は下品なのに二人ともそれぞれの美で役を乗りこなしてるのが流石ですー。でもトイレポテトはやめてあげて(笑
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チェンジリング(2008年製作の映画)

4.5

【実話であって欲しくないと強く願う】
アンジーの涙でぐしゃぐしゃになった顔と哀しく掠れた声が脳裏に焼き付き離れない。
権力の一極集中した警察の堕ちた姿、それを取り巻く医療看護体制が、腹立だしいを通り超
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透明人間(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

【サプラーイズ】
はじめは暗い室内をビクビクと歩くのに精一杯だったセシリアが、最後の方では自身の手首にペンを突き立てるわ拳銃を使って車強盗までする程まで進化(?)し、追われる身から追う方へ切り替わるの
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アクアマン(2018年製作の映画)

1.5

【主人公に"正義感に溢れた心優しきヒーロー像"を求める人には向かない作品】
頭空っぽにしてノリで観たほうが良い系とは分かっているけれども…どうしても色々引っかかりノリきれなかった。
最も残念なのは、主
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ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

2.5

【藤原啓治さんへの感謝を込めて…心は★5で】
藤原啓治さんの遺作ということで吹き替え版を視聴。一部の女優男優コメディアンがイタい演技なので挫けそうになりながらも何とか見終えました。
『家族みんなで観れ
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

2.0

【私達のロック様が負けるはずがない】
巨大生物のプロレス映画。
深くは考えずノリと流れで見るべき…とはいえ、『動物を助けるためなら密猟者を殺すのも厭わない(後悔もしない)』という一般的な人間嫌いの度を
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

【最強の殺し屋覚醒】
あんなに大勢の人間が塵のごとく死んでいくのにも関わらず鑑賞後は爽快感ばかりが残る。命の尊さや復讐は無意味なんて言葉は覚醒したジョン・ウィックの前にサラサラと消えていく。けれどこれ
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ゴジラVSモスラ(1992年製作の映画)

3.0

【もすらーや もすらーや】
和製もふもふモスラ、あざと可愛い。
ぱっちりお目々で首傾げたり可愛い。おいたがすぎるバトラに「めっ!」するとこ可愛い。自分の事可愛いと分かってる女子がする態度。
頭脳戦の羽
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.0

【(「・ω・)「ガオー ε=ε=ε=ε=ε=ヾ(;゚ロ゚)ノ ニゲロォー!!】
シリーズの他の作品同様、基本コレ↑の繰り返し。だから面白い。
人間はあくまで添え物でメインは恐竜。CGも進化して恐竜
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世界侵略:ロサンゼルス決戦(2011年製作の映画)

2.0

【地球のみんなのヒーロー・アメリカの映画】
対宇宙人というSFながら、戦闘シーンはプライベートライアンのようなリアルな死に方、かつ敢えての手ブレしまくるカメラワークで丁寧な作り。また、回想シーンなど一
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ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

【誰のもとにも、この本は届くのかも】
結局ババドックが呪いの本が呼んだ外的なものなのか、主人公の心の闇の産物なのかは分からないまま終わる。が、文字通り怪物を飼い慣らすことにした主人公は、近い将来また惨
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パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

1.0

【はてな】
どこにでもいる一般人が恐怖して終わるホームムービー。
怖いか怖くないかといったら怖い。が、映画に起承転結とか魅力的な登場人物とか現実社会よりやや大袈裟な喜怒哀楽の表現を求めてしまう私の堅い
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サイコ(1960年製作の映画)

2.0

【サイコパスって何?と訊かれたらこれを観るよう薦める】
超有名なあの恐怖のメロディーを聴くだけでも価値があると思う。作中、メロディーが流れると「あ、この人殺される」と考えるより先に体が感じる。もはや刷
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

2.5

【誕生日プレゼントは人生のリセットボタン?】
同じ日をループって話は大体ダメダメ主人公が良い思いをするだけの生温いギャグが多くて個人的に苦手だけど、今作は「殺される日のループ」なので流石にダメダメ主人
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.5

【ヒトがヒトである為に必要な事が見つかる】
生命を維持するための衣食住を得たいという最低限の欲求。誰かの為に生きて、自分もまた誰かに必要とされたいという欲求。
後者の欲求はこんな無人島生活でなくとも現
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

5.0

【今も色褪せないザハリウッド】
テンポよく進む勧善懲悪の王道ストーリー。ウィットに富んだユーモアと、小気味良い音楽とイケオジに、イケメン、美女。そこに豪華絢爛なカジノ!ハリウッド映画に求めるもの全部載
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ロスト・フロア(2013年製作の映画)

2.0

【大人の都合で子供の心に傷をつけただけ】
子供たちがいなくなって「おふざけか?」と子供たちを疑い、だいぶ経ってから「もしかして誘拐かも…」と気づくまでの主人公の感情の変化がリアルでゾクゾクした。
途中
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