ろまらんさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ろまらん

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ラ・チャナ(2016年製作の映画)

3.5

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「魂が手や足に感情を伝える、私の感情はコンパス、リズムに根ざしているから」と語ってた。こんなこと普通の人には言えないな。若い頃の可愛さ、習わずに自然に踊れてたのもすごい。
久しぶりの公演では、開演前は
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.0

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誘拐を描いてても、自分の子でなかったというところからよくできてる脚本。始め神戸かなーと思ってたら、横浜だー。
電車の中からの身代金受け渡しの展開と、その後の警察の地道な捜査の描き方に流石感溢れてる。あ
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ゴダールの決別(1993年製作の映画)

1.5

一縷の望みを託して再見。少しでも良さがわかるようになりたい、今度ゴダール映画祭あるしちょっと予習、と。開始何分かでやっぱり無理と悟る。まさしくエラスプーモワ。
初期にはあんなに美しい映画撮ってたのに。
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パッション・フラメンコ(2016年製作の映画)

3.3

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「衝動」でにわかファンになったので、いろいろ見た。「フラメンコフラメンコ」も勉強になります。ロシオもこの方も出てた。すごい人。
まず完璧に顔の綺麗な人でびっくりした。こんな綺麗だったらいろいろあったは
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衝動 世界で唯一のダンサオーラ(2017年製作の映画)

3.7

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すごい。体の中から生まれて来るものに突き動かされて踊ってるような、何も恐れず何にも縛られない彼女の踊りに惹き込まれた。床を踏み鳴らす細かいリズムが気持ちいい。歌もギターもいいなぁ。魂を振り絞るような歌>>続きを読む

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.7

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いいな、この映画。行ってよかった。
始め、また今流行りのなのーとか、カンヌも信頼出来なくなってるしなーとか斜めに構えてたくせに、すぐに引き込まれてた。で、泣いてるし。主人公と一緒にこの電車に乗って旅し
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八月の鯨(1987年製作の映画)

3.9

リリアンギッシュの可愛らしさ、美しさ。レビュー読んでびっくりしたお歳、ビジィビジィビジィと何でも自分でしてるのと、イエス、ディアの笑顔が彼女自身のようで、若さの秘訣でしょうか。
ベティデイビスも、どん
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LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

3.0

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タイムリープ的SFサイドのお話はややこしくて、自分の脳ではよくわからず。情けない。ポールダノのとこは分かる。かわいそう。
エミリーブラントが切り株に斧振り下ろす姿が何か可愛かった。好き。
最後の方はオ
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マリー・アントワネットに別れをつげて(2012年製作の映画)

2.0

自分はソフィアのマリーアントワネットが大好きだけど、ルイ16世が背低いとか史実と違うから嫌いと言われたことあった。ほんとはこんな感じかもしれないし、小説元だから史実と違ってもいいけど、登場人物の描き方>>続きを読む

妖精たちの森(1971年製作の映画)

2.0

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昔々ラジオの朗読で「ねじの回転」やっててよくわからんけどよかったような‥で。
何だか合ってない音楽とややチープな画面で始まり、ブランドが蛙を、で嫌な予感、またかー、酷い。全編いやな感じ。
残酷な子ども
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ビキニの裸女(1952年製作の映画)

1.7

連休らしくZ級な映画も楽しく見ようと。
「死霊の盆踊り」の次くらいの素晴らしい邦題。内容は前者の一人勝ちですが、これもなかなかです。(と、書いてて皆さんのレビュー読んだら、Zは失礼、比べた作品もすみま
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

2.5

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荒れ果ててみんな敵みたいな暗い未来。寂しい。元々オーウェンが苦手なせいか、余計に殺伐と感じてしまった。赤ちゃん大切なのはわかるけど。せっかくのムーアもケインもミュランもすぐ殺されちゃうし、最後もどうな>>続きを読む

ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

3.8

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レイフファインズもレイチェルワイズも可愛いけど、いきなりまた〜とか思ってたら、そんなんじゃなくて、真面目な重い映画でした。この監督さんとルカレの原作だし取材に基づいて本当のアフリカの問題を描いてるんだ>>続きを読む

劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX(2019年製作の映画)

4.8

素晴らしい。ストップモーション好きの自分にはたまらない良さ。大体木彫りの人形の造形がすごい。鳥や魚から小道具、太い梁の民家の中まで繊細に作り込まれてる。映画ですからその撮り方、ライティング含めて映像の>>続きを読む

セレブリティ(1998年製作の映画)

1.5

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合わないのにディカプリオ見たくてまた見た自分が悪いけど、ブラナー全く監督自身で気持ち悪い。綺麗な人に囲まれる仕事とは言え次から次へに唖然。セレブを皮肉るつもりで、セレブに媚びてる。俳優を類型化。
でも
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シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

3.3

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市営プールに響く音、懐かしい音。水の中の映像はいつも好き。
シンクロするおじさんたちそれぞれの事情はかなり深刻。コーチにも。エフィラやっぱりいい女優さん。
ベルトランが鬱病の話をした後、プール出た所で
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EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.7

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ウイッチ見てからまた見直したら、可愛い映画でした。ポップな演出で、楽しい。アニャの上手さ、可愛さひとしお。
まさにフェアリーランドの色使い、綺麗な館や衣装、靴、装飾品から髪型までうっとりする可愛さに浸
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.9

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怖々見たけど、丁寧に美しい映像で作られてて、怖がらせに終わらない良さがある。好きなタイプ。そしてなかなかな脚本と思う。
信じることに関して考えさせられる。昔のお話でも、今にも通じるものもあり。人物の描
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ニコール・キッドマンの恋愛天国(1990年製作の映画)

3.3

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ノアテイラーもタンディニュートンも好きだから嬉しかったけど、邦題もジャケ写もひどい。全然違うし。
いじめも流せるクールで賢い二人、可愛い。舟漕いで女子寮に忍び込むノア君、勇気あるなー。体罰ナチ先生は訴
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野良犬(1949年製作の映画)

3.9

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初々しくてガチガチの可愛い三船君と余裕のベテラン志村さんのコンビがいいなぁ。地味な捜査が続くのに充分面白い。聞き込みのリアル感と背景の画面への取り入れ方が流石。闇市や球場のほんとのモブシーンすごい。場>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.2

聖痕は好きな題材。アッシジのフランチェスコでもあったけど、聖人と呼ばれるような普通の人間ではない、生きる全てを信仰に捧げた人にはあり得るはず。ベネデッタもそう。奇跡譚も科学的に事実でないなんて重要じゃ>>続きを読む

酔いどれ天使(1948年製作の映画)

3.2

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三船敏郎が綺麗、ブライアンフェリーみたい。
メタンが湧いてるドブ池とわかもとのビタミン剤の宣伝がすごい。ジャングルブギも。
白いペンキはバウンドがオマージュしてますか?開けたら物干し台の解放感、波打ち
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羅生門(1950年製作の映画)

4.0

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学生の頃見たきりで、そんなにいいかなーとか思って全然わかってなかったこと、又しても再確認。配信ありがとう。
あの土砂降りと羅生門、ボロボロの着物、山の中歩く姿、やっぱりカメラが全然違う。
話もこの年代
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バスターズ(2012年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

暴徒の鎮圧だけでなく、フーリガンの警備、毎週日曜日だって。大変過ぎる。常に罵られたり唾かけられたり心理的にも暴力に晒され、危険な仕事。社会の不条理に対する怒りや行き場のない若いエネルギーの爆発の最前線>>続きを読む

シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ドローム県ロマンの近く、静かな村にあるパレイデアル、私は存在すら知らなかったので、訪れて驚いた。荒削りながらガウディみたいな自然モチーフの曲線や過剰な装飾と大きさにも目を見張るが、狭い階段や回廊を昇り>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.7

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「オズの魔法使い」以外何も知らずに見たから、痛々しい感じが辛かったけど、子役時代の酷過ぎる対応が語られて、納得。
シラフと酔っぱらいの区別つかない感はレニーにぴったり。姿勢もすごい。彼女も役のために太
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バラ色の選択(1993年製作の映画)

3.0

マイケルとガブリエルがびっくりするほど綺麗で可愛い。ウドキールとダンヘダヤも。
時代感じるドタバタだけど、2人の魅力とバリーソネンフェルドらしい楽しさがある。

リボルバー(2005年製作の映画)

1.8

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何が何やらわからないまま、リッチーなのに、の場面で洗い物もちょっと出来ました。メモ渡したおっちゃんは守護天使と思ったのに残念。ベッソンが脚本に入って、お互いにそれ変やろと言えずに、こうなったのかな。謎>>続きを読む

パリ、憎しみという名の罠(2017年製作の映画)

3.0

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マレシャルの映画はこういう邦題シリーズだから、困ってパリつけとけみたいな、のになってる。いつものノワール感。
賢いお金儲けよくわかんないけど危ない。ずるくお金持ちになってもしょうがないなと思えるお話。
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ディエゴ・マラドーナ 二つの顔(2019年製作の映画)

3.7

クストリッツァの映画ではわからなかったマラドーナの喜びや苦しみがよくわかった。凄いプレーもたくさん見られる秀作。
ナポリに来た頃の率直で正直な受け答えに彼が元々持っている賢明さやサッカーへの愛が表れて
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.2

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俳優になるのは大変です。それもお金なしで。
若気の至り満載、嘘を描いて嘘がない。
最後ユカがアップで話す場面が特にいいな。

ノベンバー(2017年製作の映画)

5.0

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傑作。出会えた喜びに浸る。
何という美しい白、狼が森に、そこへ恐ろしい変なものが子牛を‥‥身構えたら、おじいさん優しい、この怖そうなものは、けっこうみんなにお馴染みで、喋ってる‥‥クラットだって、危な
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さよなら。いつかわかること(2007年製作の映画)

3.5

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キューザック再発見の途上、躁状態の航空管制官たち見て悲しい気持ちに。
で落ち着いてそうなの選んだ。お父さんどうすんのとハラハラしたが、賢く優しい娘はわかってくれる。このキューザックいい。意見の違う叔父
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.7

冒頭のお風呂場ショットポランスキー、切り上げもよく時が経ち、ぬいぐるみ目線の虹色ポワポワショットと、大学に行く七君の撮り方に期待感が高まった。ぬいぐるみが喋ったらどうしようと思ったけど、なかった。よか>>続きを読む

僕が跳びはねる理由(2020年製作の映画)

4.2

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流れる光のすじから始まって、自閉症の人たちがどのようにこの世界を見ているか受け取っているかが本当に伝わる。
大きな愛情で子たちを育み、苦楽を共にして来た親御さんたちの言葉も心に沁みる。ジェスティナが僕
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

アイルランドの音楽と島の寂しくも美しい風景を伝える映像にうっとり、笑える会話もありで、いいなぁこれ、と見入ってたら、だんだんとんでもないことに。それをまともに引き戻してくれる妹とドミニクの描き方が秀逸>>続きを読む