ダブルブッキングで最初に借りていたキースと同宿することになるテス。てっきりキースがサイコ男と思いきや・・・
アメリカ映画によくある地下室ホラー。あんな薄気味悪い地下室にはとても一人で入って行けないけど>>続きを読む
京都の四季の美しさ、着物の美しさ、そして岩下志麻(二役)の美しさを堪能させて頂きました。
自然と共に生きるデルスとタイガの地質調査隊長との友情。
シベリアの雄大な大自然の中で生きてきたデルスの知恵と穢れなき精神。
黒澤監督ならではの寒波や濁流、獣たち等自然との闘いの描写は鬼気迫る迫力で素晴>>続きを読む
ジム・モリソンのカリスマ性と野太いボーカル、レイ・マンザレクのオルガンが際立つドアーズの音楽。27歳で旅立ってしまったジム・モリソンの激しくも儚い青春の幻の世界。
冒頭の数十分ただ料理を作る作業を淡々と続ける映像が流れる。野菜や肉を切る音、ぐつぐつ煮る音、皿に盛りつける音、作業場の外からは鳥の囀りが聞こえるだけの静謐なシーンがある。ドラマは様々展開するがトラン・>>続きを読む
関東大震災後の混乱期に朝鮮人に対する流言飛語により多くの朝鮮人が虐殺された事は知っていた。それに巻き込まれる形で朝鮮人と疑われた日本人薬商人達が殺戮された事件があったことをこの映画で知った。
根拠なく>>続きを読む
20年前に別れた小説家志望の元夫エドワード(ジェイク・ギレンホール)から送られてきた小説。それは狂気に満ちた内容だった。これはスーザン(エイミー・アダムス)にどの様な意味をもたらすのか、単なる彼女に対>>続きを読む
コンテナに閉じ込められ海を漂うなんて考えただけで恐ろしい。コンテナ内のあらゆる物を利用し生き延びる術を考える妊婦の必死のサバイバル。
綾野剛と柄本拓のタバコを燻らせ酒を呑みながら語らう長話。富岡多恵子や万葉集の話しから過去の女の話しに移っていき結局その女は・・・という作品。そっと聞き耳を立て二人の話しを聞いている感じで観ていた。
朽>>続きを読む
春画の蘊蓄をもっと知りたかったが序盤だけだったのは残念。もっとおおらかに精神と肉体を解放してこそ本当の幸福に繋がるのだろうか。頭では理解できるが刷り込まれた倫理観や美徳意識の自分には弓子(北香那)の様>>続きを読む
黒澤明「生きる」を観たことがある私には志村喬の気弱でしょぼくれた人物像とビル・ナイの縦縞のスーツをパリッと着こなした英国紳士然とした違いが気になった。
どちらを観ても確たる生きる証を遺して死を迎えたい>>続きを読む
前に見たオールドマンの様な展開。POV撮影により薄気味悪さに臨場感があった。最初の出会いから危ない奴と感じた時点で逃げるべきだったね。美しい湖の遠景シーンは監督のセンスを感じた。
詩人であり哲学者でもあるジャズミュージシャンSUN・RAのアバンギャルドな作品。
土星から同位体瞬間移動して地球に来たSUN・RAの脳内世界。
笑いあり涙ありの上質なコメディ映画。
ヤクザ(綾野剛)と中学生(齋藤潤)の組み合わせなんてあり得ない話なんだけど違和感なく見れました。
仲良くなるまでの過程に不自然さがなく上手い演出だなぁと思った。>>続きを読む
火星に一人取り残された宇宙飛行士(マット・デイモン)のサバイバル。科学的知見と諦めない気持ちがあれは生き延びられると勇気を貰える作品だ。凡人の自分にも、じゃがいもを育てる考えくらい思い付くかな?
過酷な過去の生い立ちから闇社会で生きるはめになった姉弟の生き様は悪に手を染めながらも痛快で応援したくなる存在だ。安藤サクラと山田涼介の演技が素晴らしく一級のサスペンスに仕上がっている。途中、警察署にな>>続きを読む
科学者は自分の専門分野をとことん追求したいという欲求を常に持っている。オッペンハイマーも開発を進め実際に使用すればどの様な結果になるか分かっていた筈だが科学者の性で苦悩しながらも開発を進めることを止め>>続きを読む
クリストファー・ノーラン監督作品 宇宙旅行譚と父娘の愛情物語。
量子論や相対性理論、高次元等の会話が難解で理解不能だったけど全体のストーリーの流れは大まか理解できた。宇宙の描写は壮大で美しかったが地球>>続きを読む
生意気にも中学生の頃映画館で観たことがあるが退屈で辛い時間だったと記憶している。
数十年経過して再観賞するが難解さは変わらずだが何故か退屈せず最後まで楽しめた。
勝手な解釈だが、ブルジョワ一家に見知ら>>続きを読む
インターンとして働くことになった70歳のベン(ロバート・デ・ニーロ)が発する言葉に社長のジュールス(アン・ハサウェイ)他若い社員達に良い影響を与えていく様がさりげなく描かれている。
自分も人生の糧にし>>続きを読む
白人の娘が黒人青年を婚約者として両親のもとへ連れ帰るスタンリー・クレイマー監督作「招かざる客」の様な映画かと思いきや全く違った。恋人の家族との食事のシーンから不穏な空気が漂い始める。徐々に高まっていく>>続きを読む
本音でぶつかり合って傷ついて仲直りして、その繰り返しの関係でこそ愛情が深まっていく。七月と安生の様に言い争っても友達終了とはならず逆に相手を思い遣り魂を高め合う関係性こそソウルメイトと言える。
観終えて楽しんだわりに一体なんだったんだと疑問符が湧いて来た。青鷺に関しては様々な解釈があるようだが、青鷺は眞人自身の心のメタファーでありその青鷺と共に心の旅をする冒険譚ではないのか、と解釈してみた。>>続きを読む
市子がプロポーズされた時に流した涙は嬉しさと共に別れなくてはならなくなった悲しさでもあったのだろう。
市子がサイコパスや魔性の女に見る向きもあるがこの時の涙がそんな女ではないことを表している。
貧困、>>続きを読む
大切な人の突然の死に恋人や家族が寄り添う3年の月日を淡々と描く。
ベルリン、パリ、ニューヨークそれぞれの夏の情景が素晴らしい。
女人禁制の儀式でペトルーニャがたまたま取った十字架を頑なに返さない理由が不明だ。
彼女が確固たる主義主張を持っているとは思えない。
伝統的儀式の規則を守る事は大切だが時代とともに変えて行かなければなら>>続きを読む
退屈な日常に鬱憤を晴らすかのように刺激を求めレイプしまくる胸糞映画。デ・ニーロのタクシードライバーに触発されたか?それにしてはスケールが小さく破廉恥だ。
デヴィット・リンチ監督しか撮りえないエロスと狂気、アブノーマルな不思議な世界。たまりませんな。
ライオンやチーターの狩りになぞらえてヴィーガン狩りをするシーンはおぞましくもあり笑ってもしまった。
戦慄の人間狩りをコメディタッチで描いた作品。
こんないかがわしいインモラルな作品を笑いながら観ていい>>続きを読む
down by low は刑務所のスラングで「親しい兄弟のような間柄」という意味らしい。
まさに収監中のザックとジャックにロベルトが加わってからの展開が性格の異なる三人兄弟の様で可笑しかった。
アイ・>>続きを読む
ベトナム戦争の無秩序の狂気を描いた作品。
何の為の戦いか?
熱帯のジャングルで繰り広げられる狂気の殺戮戦。
麻薬で恐怖心を誤魔化し敵味方かまわず撃ちまくる。
ベトナム人を虐殺し強姦する。味方同士の憎し>>続きを読む
独ソ戦の最前線に着任したシュトランスキー大尉は鉄十字章の獲得に執念を燃やす権威主義者。
そんな大尉を毛嫌いするシュタイナー伍長(ジェームズ・コバーン)。
激しい戦闘シーンの合間に二人の確執が描かれる。>>続きを読む