ShunUjitaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ShunUjita

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180°SOUTH/ワンエイティ・サウス(2009年製作の映画)

4.2

WOWOWで放送していたのをちらと観たことをきっかけにDVDを購入して鑑賞。ドキュメンタリーであるが、ドキュメンタリーにしてはストーリーがよく作り上げられていて、起承転結がきれいに展開する。音楽が映像>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.9

深夜に1人で、など精神的に万全でない状態で観ることはオススメしない。なぜならこの映画が用法と用量を守らないと危険なモノであるからである。かつて生まれてきた映像作品の中で最も重要な作品の1つである。しか>>続きを読む

第三の男(1949年製作の映画)

4.8

映画の教科書と称されることで名高い本作品であるが、奇抜な演出や斬新なアングルに慣れすぎている若い鑑賞者には衝撃的に映る。全てのカットはストーリーを理解させることだけを目的に緻密に構成されている。斜めに>>続きを読む

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.9

音楽と小物が素晴らしい。小物、登場人物の交通手段、服装、仕草などありとあらゆるものから登場人物の人生がありありと浮かび上がる。製作者もしくは脚本家はよほど自らの親しくしている人物または自身をモデルにし>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

4.3

古い西部劇のようなシンプルなストーリーが男の血を沸き立たせる。この監督の作品全てに言えることだが、描写が過激すぎる。暴力の方法、見せ方に無駄に工夫が凝らされているのがおもしろい。ピュアな心に腕力が味方>>続きを読む

パワーレンジャー(2017年製作の映画)

2.1

アメリカンコミックスの実写化と同じようにはするまい、という製作者の意気込みは時折感じられた。個よりも集団を優先させることの良い側面を示せている。オレはホントはもっとやればできる子なんだ!次回作に期待し>>続きを読む

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

4.2

「かっこいい」と「ダサい」の境界をうろちょろする怪作。新しいオリエンタリズムが暴走している。理解力や想像力が必要な場面が一切なく、ソファに座って足の爪を切りながらぼーっと楽しめる。なのに鑑賞後しばらく>>続きを読む

サウンド・オブ・ノイズ(2010年製作の映画)

3.3

奇抜な音楽制作アイディアに笑いがこみ上げる。音楽が人の心の外にあるものなのか、内にあるものなのかを考えさせられる。数学と音楽は人類なしに存在できるのか。音楽制作場面は最初のものから段々とシーンを追うご>>続きを読む

卒業(1967年製作の映画)

4.8

午前10時の映画祭にて鑑賞。ストーリーだけでも面白いのに、主要キャストの風情のある顔がまたとない魅力を放つ。その後のミュージックビデオにかなりの影響を与えているのではないかと考えられるほど、音楽との相>>続きを読む

マイネーム・イズ・ハーン(2010年製作の映画)

3.8

インドの映画の例に漏れず、上映時間が長すぎるが、それにも収まりきらないほどのストーリー展開が待ち受けている。幸福な場面を、精一杯盛り上げて幸福感を際立たせているので、かえって悲しみや不運を描く場面に心>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.9

セリフが極端に少ない作品であるが、観客を作品に惹き込む演出や、音楽、繊細な環境音にハッとさせられる。幽霊とは、歴史とは、記憶とは、時間とは、についての独自の解釈が面白い。鑑賞後は円循環やタキオンのイメ>>続きを読む

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

3.9

午前10時の映画祭にて鑑賞。またもや顔芸の真骨頂。制作年代や、時代的風潮を鑑みても、ストーリーは現代的ストーリーに比べて異質に感じられる。主人公とその相棒が交互に魅力的顔芸を見せつけてくる。主人公は自>>続きを読む

不意打ち(1964年製作の映画)

3.1

邦題がむちゃクソいい。むしろオリジナルタイトルがダサい。主演の女優の顔芸と汗、涙芸により際立つ狂気。ラストはアホ。

禁じられた遊び(1952年製作の映画)

4.1

午前十時の映画祭で鑑賞。高校二年生の頃に観て、自分の心情にピッタリの感情描写ばかりであったので、ヨーロッパの子供はぼくらよりもませてるなぁ、と思った。時代、バックグラウンドが暗いものであり、音楽も切な>>続きを読む