Omizuさんの映画レビュー・感想・評価 - 100ページ目

Omizu

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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

5.0

素晴らしかった。文句のつけようがない傑作。長回しのショット、独特の場面の切り取り方など技術的にすごいのはもちろん、話運びも鮮やか。地味な話だからテンポが遅く感じるけど実際かなり後半は早い。

当時のメ
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.3

意外と硬派なつくりでよかった。
やろうとしてることは分かるし、構図や美術もちゃんとしていて好感が持てる。そして何よりエルファニングがかわいい。

ただ、『フランケンシュタイン』を書くまでに一時間半はか
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

5.0

怖すぎてワロタ。全く読めない展開で本当にすごい。スリラーとして傑作。

見終わってからゾーっとした。もうずっと胃がキリキリいって何度も途中で止めた。

ベティ・デイヴィスのアカデミー賞ノミネートも納得
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阿修羅のごとく(2003年製作の映画)

3.6

おもしろかった!
四姉妹と言うと海街diaryっぽいけど話は全然違う。

父の不倫という問題にそれぞれ四姉妹が自分と重ね合わせて奮闘する物語。

出番は少ないものの、八千草薫が最高にいい演技。倒れる寸
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グリンチ(2018年製作の映画)

2.9

うーん、ストーリーに問題あり。泣いたけど。

イルミネーションの新作なんだけど、今までイルミネーション作品は観たことありません。ので比較はできないけど、出来がいい方とは言えないのでは?

確かにアニメ
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私は、マリア・カラス(2017年製作の映画)

3.3

試写会にて。マリアカラスが好き、オペラが好きという人には堪らないのかも。個人的にはマリアカラスも知らなかったしオペラもあまり見たことないので眠たかった。というか途中一瞬寝てしまった。

歌は素晴らしい
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

5.0

爆音映画祭にて
人殺しながら行って帰ってくるだけなのになんでこんなに面白いんだろう?

映画の面白さってこうだよね。バーフバリに近いものを感じた。美術、キャスト、演出、全てが素晴らしすぎた。

前作み
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来る(2018年製作の映画)

4.0

けっこう好き。原作とはかなり改変してて、それが吉と出てるところもあり凶と出てるところもあり。

津田のキャラが変わってる、逢坂は原作では出会ってすぐあっけなく死ぬなどかなり変えていて全く別物と言ってい
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マダムのおかしな晩餐会(2016年製作の映画)

3.5

レビューがあんまり良くないので期待してなかったけど案外よかった。ただ結末がなぁー。フランスらしいといえばらしいけど。でもやっぱり映画なんだから報われてもいいのでは?映画なんだから!

アメリカ映画では
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シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

3.5

あー、いい話。素直に号泣した。ディズニーらしいいい脚本だなぁと思った。

ヴァネロペとラルフは最初はやっぱり自分勝手だなあという行動しかしないんだけど、最後には愛しくてしょうがなくなる。

字幕と吹き
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Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~(2017年製作の映画)

4.2

とてもよかった。ちゃんとクリスマスに合わせて公開してほしかった。

「産みの苦しみ」を知る人なら誰もが共感できるはず。テンポがよくて退屈しないし、「クリスマス・キャロル」のスクルージとディケンズ本人の
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空中庭園(2005年製作の映画)

3.8

こんな話だと思ってなかった。小泉今日子はやっぱ無自覚サイコパスだよね。

「秘密のない家庭」を強要したことでそれを表面上守るための嘘や秘密が生まれていく。そしてある日それは崩壊するけど、えりこ以外は平
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スター誕生(1976年製作の映画)

3.6

ストーリーはこっちの方が論理的だけど、アリーの方が感動できる。

一目惚れや悲しみをストレートに、直感的に表現したのがレディー・ガガ版とすると、こちらは話に説得力を持たせ、スターになる過程、落ちぶれて
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彼が愛したケーキ職人(2017年製作の映画)

4.3

とてもよかった。作りも丁寧で映像もきれい。なにより食べ物が美味しそう。

主演二人の抑えた演技すごくよかった。普通だったらもっとラストに感情を爆発させるような場面入れてくると思うんだけど、それがないの
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それから(2017年製作の映画)

3.7

おもしろかったけど『夜の浜辺でひとり』『それから』の順番で観たのは間違いだった。逆に観るべき。後味が悪すぎた。

キム・ミニに感情移入してみていたので社長と浮気相手の女が憎くて仕方がなかった。その意味
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夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

2.6

おもしろいかと言われると微妙。分かるような分からないような。

キム・ミニはスキャンダルに追われる女優、という役には合ってない気がした。

黒い帽子の男について。なんとなくの解釈だけど、彼の出てくる場
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グリース(1978年製作の映画)

2.9

悪くはないけどハマらなかった。時代かな~

オリビアニュートンジョンの可愛さは異常。男子チームのヘタレっぷり、かわいい。カッコつけながらもキマってない感じ、恥ずかしいけど青春~って感じ。王道青春ミュー
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黒い家(1999年製作の映画)

4.4

怖すぎて死ぬかと思った。これは劇場で観るべき作品。胃が痛くて痛くてしょうがなかった。

美術や照明が特にすごい。そのあとのトークショーで話を聞くと本当に緻密に一つ一つを作り上げてるとが分かって恐ろしく
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くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

3.0

ファンタジーとしては及第点という感じ。美術は流石だし、衣装やキャストもよかった。

ただ、「四つの王国」である意味あったかな?遊びの国とお菓子の国以外の2つは存在感がほぼなかった。また、遊びの国以外は
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.0

ホークアイに惚れた。ジェレミー・レナー好き。

王道なんだけど、それぞれ魅力的でバラバラだったのがだんだんチームとしてまとまっていって満を持して同一ショットに収まったときの感動!

アメコミとか全然知
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斬、(2018年製作の映画)

3.8

好きではないが面白かった。とりあえず池松壮亮がエロい。

音楽の使い方、しゃべり方、動き続けるカメラと時代劇らしからぬ要素は多々あれど、刀を抜いたときの緊張感、芝居がかった演技は時代劇っぽい。

今ま
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小さいおうち(2013年製作の映画)

4.2

今年200本目!山田洋次作品は合わないと勝手に判断してたけどそんなことなかった。すごくよかった。

舞台は戦時中なんだけど、裕福な家ということでエグい描写は全くなく、かつ戦争についてのメッセージとかも
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いろとりどりの親子(2018年製作の映画)

4.0

ずっとボロ泣きでした。

ダウン症、自閉症、犯罪加害者、小人症、ゲイ…色んな親子がいた。

「愛情と受容を混同していた」という言葉は印象に残った。親が受け入れられないことはあるかもしれない。でもそれは
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.5

雰囲気は好きだが、硬質に、真面目に作ったB級オカルトホラーって感じ。

今の視点からみると唯一まともな主人公が責められるのは辛い。だからラストはある意味ぶっ飛んだ爽快感に近いものがある。

キリスト教
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他人の顔(1966年製作の映画)

4.5

全く飽きず最後まで見てしまった。安部公房の原作の雰囲気やテーマを損なわないどころか、監督流にアップデートしてしまうってどんだけスゴいんだ。

仲代達矢は複雑な主人公を見事に演じているし、京マチ子は妖艶
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

5.0

もう見てるだけで眼福なんですよねファンタビは。ストーリー的にはあんまり進まないのはしょうがないし、情報量が多くて頭が混乱するっていう欠点はもちろんある。でも、それも含めて「ファンタビ」みてる!っていう>>続きを読む

肉体の門(1964年製作の映画)

3.5

かなり好きかも。肉欲、性欲という濃いテーマの中、以外とタッチとしてはさっぱりしていてどこか爽やかさがある。このバランスがいいと思った。

メインの女性四人の色が決まっていて、それぞれ宍戸錠への想いを心
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マンタレイ(2018年製作の映画)

2.8

微妙。というかあんまり。

男二人で暮らしてるところまではよかったんだけど、その後一気に失速した感じ。まあロヒンギャ問題をテーマにしたらしいので後半こそが言いたかったことなんだろうけど…

どこかホモ
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轢き殺された羊(2018年製作の映画)

3.8

かなり好きかも。今年のフィルメックスは「夢」がテーマなの?ってくらいそういうのが多いけど、一番正攻法で夢と現実の境が曖昧になってクラクラする感じを表してたと思う。

ハードボイルドな運転手と人を殺しに
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.6

前作観てません。それでも十分楽しめました。

ベニチオ・デルトロの魅力が炸裂してますね。前作を観たくなった。

なんとなく銃をバカスカ撃ちまくる系かなと思ってたんですが、意外な展開の連続で「えっ!そっ
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幻土(2018年製作の映画)

3.3

『クレイジー・リッチ!』との高低差でクラクラする笑

ストーリーはあってないようなものなんだが、とにかく撮影がキレイ。まさに今まで見たことないような夜景になっていた。

画はさすがキマッてるし、夢と交
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

観念的な映画。何回も見返して考えたい。

『マザー!』に近いものを感じた。家の中で次々他人が入れ替わり立ち替わり入ってくるという点で。まああっちの方が残酷で気持ち悪いけど。

人の生と死を遺族ではなく
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近松物語(1954年製作の映画)

3.6

ほぼ満席でびっくり。香川京子美しすぎるな。丁寧に描写をしてるので破綻もなく、収まるべきところに収まる。

こういうのってどこか自死して美化されるところあると思うけど、これはそんな綺麗事には収まらない。
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

1.3

スター・ウォーズとして、という以前に一本の映画として成り立ってない。

全てを無にしてるのはフィンたちだし、ローズのキャラも不快だし、レイは何を学んだんだ?

カイロレンとレイの決闘シーンだけかな、良
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

1.2

酷かった。こんなにいい素材をもちながらこんな出来にしかならないとは。監督の責任だと思う。

無意味なシーンを挟んでなんとなくそれっぽくしようとすることが多いし、意味不明なスローモーション、セリフ以外の
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.0

ピュアで素朴な映画。
ガブリエルくんなら惚れちゃうのわかるなー。かわいいもん。

王道的展開ではあるけどちゃんと楽しいし幸せな気分になる。