しおまねきさんの映画レビュー・感想・評価

しおまねき

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霊幻道士 帰ってきた九叔道士(2020年製作の映画)

3.3

主演の役者は言うほどラム・チェンインには似ていない。アクションも軽いし。むしろ日本語吹き替えが声質、演技ともにかなり青野武に寄せていて、そちらのほうにグッときた。
演じている多田野曜平は、かつて青野武
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人生劇場 続・飛車角(1963年製作の映画)

4.2

三つの映画をギュッと凝縮したような濃密さ。
佐久間良子の演技を延々と見せる長回しとそれを受けた鶴田浩二のガチ泣きが印象に残る。
ラストはその展開よりも潮健児の大仕事に驚いた。

THE REVENGE OF THE WLOVES 狼たちの復讐(1998年製作の映画)

2.8

主演の鬼塚勝也はカッコいいし、演技も悪くない。彼とトリオを組むのが若かりし日の山口祥行と北村一輝で時代を感じさせる。
クールでナイーブな90年代邦画バイオレンスの世界。カタルシスを否定するラストも時代
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人生劇場 飛車角(1963年製作の映画)

4.2

学ばない男と女。エモさの嵐。鶴田浩二が一人で立っているカットがどれもカッコいい。オールスター映画としても楽しめる。

映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史(2009年製作の映画)

1.8

意匠がすべて逆に作用している。特にモリーナとかいう性格が悪いだけのゲストキャラ。ロップル君が半分ヒロインみたいなもんだから、こんなヤツいらんのよ。

アナコンダ(1997年製作の映画)

3.8

観た人は全員思ってることだろうけど、これアナコンダじゃなくてジョン・ヴォイトだろ!!
しかし、彼の存在がその後のCG大蛇映画と一線を画しているのも確か。
CGはさすがにまだ発展途中って感じで稚拙だが、
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呪怨2(2000年製作の映画)

3.0

前作のエピソードを丸々見せられるのはどうかと思ったが、呪いが拡散されていく過程は面白い。
ラストが『銀魂』みたいでちょっと笑った。

呪怨(1999年製作の映画)

3.0

ビデオ撮りの生々しさが怖さを盛り上げている反面、そのものズバリが出てくると安さが足を引っ張ってしまう。
栗山千明の美少女ぶりが一番印象に残ったかも。

座頭市千両首(1964年製作の映画)

3.3

オープニングから構図のカッコよさがハンパなく、ケレン味もあって楽しめる。兄弟対決も今回は迫力があって良かった。
ただ、ヒロインの存在がまったく生かされないのと、国定忠治のエピソードが中途半端な感じなの
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シン・ジョーズ 最強生物の誕生(2020年製作の映画)

3.8

最高にくだらない。やっぱ映画というのは、こんぐらいハチャメチャやってなんぼだわ。

水陸両棲の巨大ザメがあらゆるシチュエーションで大暴れ。
水中、ジャングル、大都会、よくもまあ、こんなアホな展開を思い
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ドラえもん のび太の太陽王伝説(2000年製作の映画)

4.2

カルチャーギャップコメディと世界観の説明を同時進行させる巧みな構成が面白い。アクションシーンの作画も迫力があって良い。
舞台となる文明はパラレルワールドとこちらで勝手に解釈もできるが、このへんに納得の
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日本の仁義(1977年製作の映画)

2.8

オールスター映画にしているせいで、散漫になっている。
菅原文太と千葉真一が対立するあたりから、いきなり面白くなるので、そこメインでよかったのに。
ラストシーンが無駄にカッコよくて、「結局お前が全部持っ
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サロゲート(2009年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

スケールのでかい吉本新喜劇みたいなラスト。これをハッピーエンドとして描いているのが信じられない。
主人公がサロゲートを轢きまくるカーチェイスだけ良かった。

映画 ドラえもん のび太と緑の巨人伝(2008年製作の映画)

1.5

散漫すぎて、作品が迷子になってる。
キャラ多すぎ、長老チートすぎ、演出があざとい、キー坊がうるさいなど、いろいろあるが、迷走ぶりを象徴してあまりあるのがゲストヒロイン、リーレの存在。味方でも悪役でもな
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.5

クライマックスがメチャクチャ派手で良い(のか?)。
舞台となる修道院の秘密を探るシーンの廃墟探索感も好き。まぁ、「はよ上行けや!」と思ったけど。

ドラえもん のび太と翼の勇者たち(2001年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

バードピア誕生の真相がヤバすぎる。フェニキアの扱いも可哀想。元々この惑星にいたのはこいつなのに。共存がテーマなら、もうちょっと考えて欲しかったなぁ。

ONE PIECE ワンピース ねじまき島の冒険(2001年製作の映画)

2.8

いかにも東映アニメフェアの一本って感じのプログラムピクチャー。
サンジVSブージャックの対決は作画にキレがあって良かった。

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.8

荒々しさを残した手書きのカラーコミックをそのまま3DCGにしたようなビジュアルがカッコよくて面白い。
怪獣映画化するクライマックスも良かったが、最近のハリウッド映画はこの手のクライマックスが多いので「
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ドラえもん のび太とロボット王国(キングダム)(2002年製作の映画)

4.0

ヘイトを煽る者とその影響を受けた為政者によりディストピアと化した世界。人間とロボで差別と分断の構造を描いているのが面白い。
メカデザインはテレビまんが感に溢れているが、作画がいいので独特のカッコ良さが
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映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い(2007年製作の映画)

3.5

魔女っ子のエスパー魔美がエロい。描いてるアニメーターも楽しそう。
ドラミ、かわいい。
映画自体はちょっと長さを感じた。

映画ドラえもん のび太の恐竜2006(2006年製作の映画)

4.0

のび太たちが白亜紀に行ってから加速的に面白くなる。作画もクセはあるけど、クオリティは高い。特にティラノサウルスVSアラモサウルスのバトルやクライマックスのスペクタクルが凄かった。
唯一、ピー助の声が最
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フライングハイ(1980年製作の映画)

2.3

どの役者よりも自動操縦士がおいしいところを持っていく。
その後のZAZ作品に比べるとテンポが悪いのと、セリフとギャグが連動しているので字幕だと伝わりにくいのが残念。吹き替えで観てみたい。

クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦(1999年製作の映画)

2.0

丹波の登場シーンは面白いし、指宿もエロくて好きだけど(田村ゆかりの演技が良い)、それ以外は説明的かつ間延びしていて、イマイチ。
特に不健康ランドのシーンやクライマックスは観てて恥ずかしくなってしまった
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動脈列島(1975年製作の映画)

2.8

劇場型の犯人VSプロファイリング刑事という構図は古びていないし、ストーリーは面白いけど、淡々としてるというかサクサク進みすぎで、盛り上がりに欠ける。

ドラえもん のび太とふしぎ風使い(2003年製作の映画)

4.2

『台風のフー子』をうまく大長編らしいスケールに。なにより作画がメチャクチャ良いので、ビジュアルだけでも十分に楽しい。特に時折出てくる気合の入ったしずかちゃん。
タケコプターの浮遊感やボディスナッチされ
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ドラえもん のび太のワンニャン時空伝(2004年製作の映画)

4.5

進化退化光線銃を使ったのび太の行動は無責任が過ぎるけど、映画としては作画がムチャクチャ良いので楽しかった。特にクライマックスのアクションが凄い。

そして、シャミーという激ヤバゲストキャラ。ライブシー
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女必殺五段拳(1976年製作の映画)

2.0

志穂美悦子を素直に活躍させればいいのに、渡瀬恒彦がしゃしゃり出てきて両方とも中途半端。
ミッチーラブとその兄の幼少期の回想が『火垂るの墓』よりハードで印象に残った。

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

2.2

後戻りできなくなった人の主観って、こんな感じなのかなぁと思いつつ、もっとグロくて、わけわかんないものを期待してたから、意外と抑制的で、あまり響かなかった。
ただ、アナログ映像特有のノイズは人を惹きつけ
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デッドキャンピング・ザ・ライブ(2022年製作の映画)

4.2

ビデオ撮りの低予算作品だが、これは復讐&人間狩りアクションの掘り出し物。

生配信中の女性ソロキャンパーを襲う極悪配信者集団が標的として選んだ女性は殺人マシーンだった……というお話。クズでゲスな連中が
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ミュータント・タートルズ -TMNT-(2007年製作の映画)

4.0

モノトーンの背景、くすんだ色味のレイアウトのカッコ良さと、タートルズの動きに合わせて縦横無尽に動くカメラワークの気持ち良さ。特にレオナルドVSラファエロの対決シーンが最高。
無関係に進行するタートルズ
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どぶ鼠作戦(1962年製作の映画)

3.4

えらく淡々としている一方で、キャラクターは面白いし、演出や会話に独特のセンスがあって楽しいという、なんだか変なテイストの映画。

BMXアドベンチャー(1983年製作の映画)

2.5

前半はクロスカッティングに冴えがあり、ドラマもしっかりしているのだが、中盤になると芸のないチェイスシーンが20分以上続き、一気に失速。以降の展開はいい加減だし、クライマックスも腰砕け。
中盤から脚本放
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将軍の娘/エリザベス・キャンベル(1999年製作の映画)

3.5

真犯人は「お前かい!」と拍子抜けしてしまうが、衝撃的な真実を畳みかけていく展開に目が離せない。
社会派というよりはエンタメ寄りだが、閉ざされた組織内で起こった残酷な事件を逃げることなく描き、問題提起し
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泣く男(2014年製作の映画)

2.5

主人公の戦う動機付けを凝ろうとした結果、前提を間違えて失敗している。
主人公は少女を殺した殺人犯でしかないし、殺人者が被害者を想って苦悩したり、遺族をストーキングする姿に同情しろと言われても虫のいい話
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怪人スワンプ・シング/影のヒーロー(1982年製作の映画)

3.5

スワンプシングやクライマックスに出てくるモンスターのコスチュームは時代的なことを考えてもヒドすぎるけど、映画としてはハデな見せ場が多く、ケレン味もあって楽しめる。
図らずも異形の存在となってしまった主
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デス・アイランド 殺人蜂の恐怖(2020年製作の映画)

3.0

巨大蜂が出てくるもんだと思ったら出てこないし、蜂より狂犬の出番のほうが多いし、蜂の大群はヒロインが作ったものなのか、チャンパ族が召喚したものなのかわかんなくなるし、解毒と殺虫がゴッチャになってる難解な>>続きを読む

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