しおまねきさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

BAD CITY(2022年製作の映画)

2.0

敵が財閥だったりするあたりで、『犯罪都市』とか『ベテラン』みたいな韓国のバイオレンス映画を狙ってるんだろうなぁと思ったが、ディティールの描写不足で説得力に欠ける。街の様子とかセリフじゃなくて、もっと画>>続きを読む

暗黒街の対決(1960年製作の映画)

3.8

演出と編集のスピードが異常。うかうかしてると置いていかれる。
三船敏郎のキャラクターがメチャクチャ良くて、その言動を見ているだけでも楽しい。
劇中曲の「月を消しちゃえ」は曲自体もシュールでインパクトあ
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からかい上手の高木さん(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

キュンキュンとニヤニヤとイライラが同時にわき立ち、感情がグチャグチャ。
しょっぱなからイチャイチャしやがって。

しかし、西片の告白のタイミングは最悪。相手が弱ったところを狙ったみたいで、思わず「えー
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馬賊やくざ(1968年製作の映画)

3.3

タイトルやオープニングから西部劇っぽいものを期待していたが、その要素はほとんどなかった。でも、台湾ロケとセットによる無国籍アクションっぽさは楽しめる。
遠藤辰雄が良い味。
ラストはちょっと疑問。

暗黒街の顔役(1959年製作の映画)

3.5

場面の切り替わりなど、演出が面白くて飽きさせないが、クライマックスは登場人物が交通渋滞を起こして、尻すぼみ。
平田昭彦と佐藤允のキャラがメチャクチャ良いのに、あまり生かされないのはもったいない。

キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗(1926年製作の映画)

4.5

こんなに凄い機関車アクションが見られるとは! チェイスと妨害のアイディアが豊富でメチャクチャ楽しい。
横スクロールで、チョコマカ動き回る主人公たちは、のほほんとした音楽と相まって、なぜかファミコン感を
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

モノリスはでっかいハードディスク? 
特撮、宇宙船のデザイン、重力の表現は凄すぎ。クライマックスのワープ(インストール?)、宇宙の表現はCGのない時代によくぞここまで! と衝撃だったが、むしろCGだと
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⼭猫は眠らない8 暗殺者の終幕(2020年製作の映画)

3.0

カナダロケの低予算映画ではあるけど、思ったより楽しめたかな。秋元才加は息子よりキャラが立ってて良かったし。
ただ、引っ張ったわりに真相はしょうもないし、やたら出番の多い捜査官がウザい。これからはこいつ
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

2.5

熊の暴れっぷりは楽しいが、「ここ笑いどころですよ」ってカットの作りとゆるい会話があまり好きじゃない。群像劇としてもイマイチ。

SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

3.8

『アジョシ』系かと思ったら『炎の少女チャーリー』系だった。
中盤の哲学的なロードムービー展開は結構好き。
ソボクの超能力発動シーンはどれも良いが、特にクライマックスはテンションが上がった。主人公の影は
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ダークナイト(2008年製作の映画)

3.0

個人的には『インセプション』や『テネット』より面倒くさくて、回りくどく感じた。

赤穂城断絶(1978年製作の映画)

2.5

長いだけ。昔の超大作にありがちなキャストの無駄使い。
良かったのは渡瀬恒彦だけ。この人と千葉真一を主役にしたらよかったのに。

復活の日(1980年製作の映画)

3.5

南極のロケーションを筆頭にスケールの大きな画が連続して、「超大作を見たー!」という満足感は得られる。まぁ、面白い映画を観たときのそれとは別種なのだが。

悪魔のサンタクロース/惨殺の斧(1984年製作の映画)

2.5

映像はスカスカだが、主人公の心情に寄った構成は悪くない。

ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

2.8

若者と老人でドラマを分ける意味が感じられない。
一生懸命見せ場を作っているのはわかるが、安さは拭えず。

クーデター(2015年製作の映画)

2.8

ハラハラはするけど、思ったほど大したことは起こらず、拍子抜け。

ブラック・サンデー(1977年製作の映画)

4.0

中盤はちょっとタルいところもあったけど、スーパーボウルが始まってからは面白かった。特にクライマックスの飛行船アクションとスタジアム大パニックの畳み掛けは最高。ここまでやったら、テロリストの目的、ほぼ果>>続きを読む

警視庁物語 魔の最終列車(1956年製作の映画)

3.3

捜査より鑑識のシーンが興味深い。特に使用拳銃について調べるシーンの細かさが良い。イヤリングのことは耳輪っていうのにライフルマークって言葉はあるんだとか。火薬残渣って用語、海外ドラマでは聞くけど、日本の>>続きを読む

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

4.1

アクションスターが一堂に会して、マシンガンをバカスカ撃ってる様は相変わらず楽しいけど、上映時間を長くしてまで入れた若手たちの影が限りなく透明に近くて可哀想になってしまった。

ソイレント・グリーン(1973年製作の映画)

2.5

いろんな本でオチは知っていたから、驚きはなし。
ゴミゴミしたディストピア感は良いけど、全体的には淡々としすぎて、あまり面白くはなかった。

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.8

遺体解剖というシチュをしっかりと見せてくれるばかりか、その遺体の中にいろんな手がかりがあるのが面白く、グロより先に興味が勝つ。
遺体役のオルウェン・ケリーの熱演(?)が凄い。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.2

2時間43分があっという間だった。説明的な部分も多いけど、これだけ見せ場を詰め込み、楽しませてくれたら満足。
1作目のクライマックスをブラッシュアップして、さらに『カサンドラ・クロス』と『ポセイドン・
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2バッドコップス(2021年製作の映画)

4.5

バッドボーイズならぬバッドボーイズラブ。
男同士のラブストーリーをハリウッド刑事アクションのパロディとして描く換骨奪胎ぶりが見事。
アクションシーンと主人公の自己肯定が連動するクライマックスは最高で、
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道頓堀川(1982年製作の映画)

1.8

演者が演者にしか見えないウソくささ。クライマックスのナインボール対決だけはアクション映画っぽくて迫力があったけど、それ以外は……。ラストも唐突すぎて、シラケる。

ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.0

ドラマは薄いけど、子役の演技とクライマックスのアクションは良かった。

スケア・キャンペーン(2016年製作の映画)

1.5

フェイクとリアルの描写に差異がないから、すべてが茶番にしか見えない。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.8

面白かった! 毎週怪獣が出たり、宇宙人が来るのって、連続性を持って描くとこういう感じなんだ。ノリが軽くて、深刻じゃないのが良い。ボーッとした感じのウルトラマンもかわいい。
尻を叩くとこだけ嫌い。

月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.8

孤独。自分が何人いても自分だけなら孤独と同じ、いや、もっと最悪。自分を常に客観的に見せられるとか耐えられない。
少ないキャストとセットで、面白い映画を作っているのは凄いけど、最後の音声はいらない。あの
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サスペクト 哀しき容疑者(2013年製作の映画)

3.5

約137分を一気に見せる迫力は良いんだけど、『ボーン』シリーズでも意識してるのか、アクションシーンになると急に編集がガチャつくのはマイナス。

シルミド/SILMIDO(2003年製作の映画)

4.5

高揚感の映画。しかも、前半と後半でベクトルが真逆なのは面白い。
こういう歴史の暗部を社会派じゃなくてエンタメとして作ってるのは凄いなぁ。

ヘンゼル&グレーテル(2013年製作の映画)

3.5

魔女側の悪事が具体的に描かれないので、一歩間違えるとヘンゼルとグレーテル側が悪役に見えてしまいそうなところをうまく回避してるなぁという印象。

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.0

ヴィンス・ヴォーンとキャスリン・ニュートンの演技は良いけど、やってることが『ハッピー・デス・デイ』と似たような感じで、さすがに飽きる。