skchiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ザ・コール(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これはシグナルのオマージュか??

ドニーダーコのレビューで散々伏線とか理屈はそんなに必要ないみたいなことを書いたのだけど、
この映画の時系列はどうなってるのかが少々気になり過ぎた。
映画としてはまあ
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.2

難解映画、ということだけど、
これに関しては映画を観ただけでは背景を理解できるはずがない、映画。
当然映画の流れは分かるけど、
解説に書いてあるようなことは解り得ない。
2回目見ても分からないでしょ?
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新聞記者(2019年製作の映画)

-

邦画としては頑張ったのかもしれない。
様々な時事ネタ、政府絡みを描いていた。

だったら、実名でノンフィクションでやってほしい。
それができないのが邦画エンタメ映画の限界か。
結局配給会社が「それはち
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.5

最近ようやくマインドハンターを見たので、
これはフィンチャーはゾディアックを撮って、
「2時間じゃ描けねーよ!」ってなったんだな、と勝手に思って再鑑賞した。
正直以前見たときはあまり印象がなかったのだ
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

2.5

アマプラで見たんだけど、
大事なところモザイクでは…
むしろこういう映画はプライムにしないで
モザイク無しにすべきでは…

ということです。
まぁわかるんだけどね、なんとなく。
なんなんだろ、マイノリ
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あの夜、マイアミで(2020年製作の映画)

3.4

ふぅーん、て感じ。
この4人のうち2人が射殺されてる。
とはいえ、そのことを語る映画ではなく、
ドラマチックなことが起こる映画でもない、
けど、なんだかとてもドラマチックではある。

この4人に対する
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.1

いつ「Hi Clarice」と言うかひやひやした。
というのは冗談で、
アンソニーホプキンスの独演映画。
ラストに向けての演技はさすが。
それまでややたるみ感が感じられる内容でもあったけど
ラストだけ
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.0

アマプラで、あなたの視聴歴から~でお勧めされていた…

狙ってるのかどうなのか、
下手くそだなーっていう台詞と、
わりと定点を多用してる感じが
昔の邦画的でノスタルジックな印象をうけた。

サスペンス
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.9

ほどよいサスペンス感と法廷での会話劇、
とにかく存在しないはずの政治裁判に終始。
何を訴えても行動しても突っぱねられる、どこの国も同じか…
先日観たthe reportは裁判ものではないけど、
政治的
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

出演者が本当のノマドの人たちとは、驚き。
よく集まったもんだ、これも期間就業か…

昨今の日本でノマドワーカーと言えば、
かっこいい、くらいの印象でもあるが、
本当のノマド、それは過酷な話だ。
でもこ
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ザ・レポート(2019年製作の映画)

4.3

tortureという単語が黒塗りされるオープニング。
いつか日本でも一面黒塗りの書面が出てたような。

凄い映画であり凄い事実。
こういうコメントは何回もしたことがあるが、
こういう映画を作れるアメリ
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.5

自然な流れで、主人公の心情がよく伝わってきたよい映画だった。
特に最後の、ルーとのシーンは良かった。
説明せずとも伝わること、
映画の中の二人もお互いに伝わっていること。
手術をしてから
最後のあのシ
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ウイスキーと2人の花嫁(2016年製作の映画)

3.0

私はお酒が飲めないので、
このウィスキーに対する情熱は分からないけど、面白かったです。
冒頭の「ウィスキーが無くなった」と言ったときのみんなの絶望した顔が素敵でした。
大尉?は気の毒です…(笑)

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.8

me before you。
どちらのことを言ってるんだろうか。
人を好きになる、信頼するってのは
一方通行ではできなくて、
相手の気持ちも感じた上で成り立つものだと思う。
この映画は、
人は変われる
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.0

冒頭から、明らかにイギリスだなぁーみたいな雰囲気満載。
悲壮感無くて、
アメリカみたいに銃乱射もなくて楽しい「ゾ」の言葉の映画。
やっぱりロックに乗せて映画を作ってる感じか素敵です。
思いの外後半…あ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

2.5

そこまではまらなかったけど、
ショッキング映像バンバン出して
見る側の心臓ばくばくにさせることに頼っているホラー映画でないところが好評。
お母さんの頭突き連打シーンが一番かしら。

何か、妙な現実感も
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.0

まあ面白かったけど。
バブルなノリノリな状況から一転落ちて…
っていうよくあるパターンだけど実話に基づいているらしいので。
54やブギーナイツみたいな感じでもあるけど
それらと比べるとインパクトは小さ
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風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.9

当たり前のように学校へ行けて
水が水道から出てくるのも当たり前、
普通であれば食べ物が無くて飢えることもないのに、
真面目に勉強せず
湯水のごとくという言葉があり
食べ物を日々捨てていることが
とても
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

4.0

何本こういう映画が作られればいいのだろうか。
この映画は2014年の映画だけど、
2020年に起きたことと、全くそのままじゃないか…
ヘイト・ユー・ギブもそう、
根本は全く同じなの。
日本にいる日本人
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若い女(2017年製作の映画)

2.5

何回か、パリか嫌い、フランスが嫌い、パリが私を嫌いになる、
みたいな事を言ってたんだけど、映画で特段パリの様子を描写するようなことなく…
それともそういう発言がパリっ子のあるあるなのかな。
フランス人
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

2.3

ブレイキングバッドと発想は全く同じだから、それがイタリア版になってもたいして目新しさはなく…
もう少しイタリア人の普通の生活とか、
そういうのかいま見えたらよかったなぁ。

アメリカ映画見すぎだよ!
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ロブスター(2015年製作の映画)

2.0

前々から気にはなっていたんだけど…
おもしろくないな…

共通点が必要、
独りでの食事、二人での食事、
夜道独りのとき、二人のとき、
まぁそりゃそうなんだけど…
パートナーがいないことがダメという古く
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シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.0

インストルメンタル的な映画。

回想、夢、妄想、幻覚等々により思春期の甘酸っぱさ、反抗、行動と併せて表現。
暗ーい映像と、時たま写し出されるさわやかな自然で、
誰もが多かれ少なかれ経験するであろう成長
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獣は月夜に夢を見る(2014年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

一時流行った目覚め系ですね。

北欧に誤解を持ってしまいそうな鬱々とした雰囲気は好きだけど、
目覚めの描写がいまいち。
ところどころ、超人的な描写になってて、
それが映画の中で浮いてんだよなぁ。
獣に
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ウェイバック 脱出6500km(2011年製作の映画)

3.0

物語としては定石です。
映画はフィクション、と言っています。
まぁとにかく寒い暑い水無いていう辛い描写の2時間です。
脱走系ではあるけど、
警察や軍が追ってくるみたいなお決まりパターンはありません。
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.5

説明不要。
いつ見ても、その時代のいろんなことを反映しているように感じるのは、
人間の普遍的な欲望とか汚さとか、愚かさ、
さらに自然の強さを描いているから。
これは宮崎駿の作品全てに通じること。

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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

2.6

本人、家族登場してるのはなかなか面白い。
実話故か、そのちょっとドキュメント感のためか、
展開的にはクライム系としては高揚感少なめ。

ばかなことしたよなぁ…て感じ。
最後、
一人は作家、一人は映画を
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.6

面白かった。
なかなかディープな物語。
ちらっとネットで調べた感じだと、原作の漫画とは監禁した理由が全然違う模様…。
こんな漫画が日本であったのか…
と思ってたけど、やはり違うよう。
着想は原作といえ
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.3

2013年だから超ハイスペックゾンビとしてはtrain to Busanよりも先なわけか。
train to Busanの描写はこの映画の影響がありそう。

ウォーキングデッドをすごくコンパクトにした
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

どう考えてもB級映画にしか見えない邦題、
そう、これは邦題だったのです。
そのせいで私は完全スルー、
韓国映画であることすら知らなかった。
こないだゾンビ好きの外国人が、
train to Busan
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悪魔祓い、聖なる儀式(2016年製作の映画)

3.0

悪魔払いの需要が増えているというのは何を意味するんだろうか。
信仰深い人ほど悪魔に憑かれるという、
なので科学的には、そういう信仰上の知識があり、それを信じていることで、
何か悪いことを憑かれたせいだ
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.0

何回か名前出てくるね、
バイデン。

巨大メディア&国に真っ向から立ち向かうメディア。
きっとそこにはもっと苦しい事があったと思うよ。
妻の陰謀論とか、彼女の父親?からの批判とか、
ああいうのがもっと
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ALONE アローン(2016年製作の映画)

2.8

片膝シチュエーション。
地雷を踏んだらさようなら。
それ以上でもそれ以下でもなし。
地雷踏んじゃった系ではノーマンズランドにかなう訳なし。

砂漠で片膝シチュエーションで50時間以上耐えられて、
3ヶ
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一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.3

パラレルワールドを無限に作れるボタン。
なかなか面白アイディア。
テネットで混乱した頭に丁度よいね。
私だったらボタン押しまくるな(笑)
6分間なので映画として評価していいのか分からんけど、
センスが
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.8

いまや(とっくに?)エンタメマインドファック系SFを作らせたら右に出る者のいない、クリストファーノーラン。

考えるのが超楽しい映画。
タイムループで過去に戻る、過去を変えるって映画は腐るほどあるわけ
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インセプション(2010年製作の映画)

4.2

初めて観たときは何のこっちゃだったのだけど、
改めて観れば意外と複雑でもないことが分かった。
本人達はめちゃめちゃ複雑なことしてるけどね…

階層が落ちるに連れて浦島効果が起こってるわけで、
何やかん
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