Spicaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.2

全世界の人と繋がり透明化されることで無くなる不安もあれば生まれる恐怖もある。
何事もやりすぎは良くない。程々に。
(最後のコレジャナイ感…)

エマは可愛かったです。

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.5

映画らしい映画を観たという余韻が広がる素晴らしい作品だった。

余分な音楽もなく、人々の生活音の響きが際立ち心地良い。
ルター派の牧師の娘姉妹。長年変わらぬ質素な暮らし、祈りと奉仕。
パリから逃亡して
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空に住む(2020年製作の映画)

3.1

外側はしっかり落ち着いた大人の顔でガードしてて、でも心の奥では本人も自覚できないほどの感情の暴走なんかを抱えているという役、多部ちゃんならではといった感じ。冷静に振る舞っているようでいて実は投げやりな>>続きを読む

さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

2.4

WOWOWにて。前知識無しに観ました。
終始眉間がさんかくになっていたかも。
 
キャストや設定はいい感じなのにストーリーが雑すぎてもったいなかった。調べたら原作があるとのことでそちらだともっと丁寧に
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.9

スカイフォールの衝撃が強すぎて、スペクターは元気が有り余ってる時しか無理そう、と観に行かないままになっていたことに気づき、今回ダニエル版最終作公開ということで慌ててアマプラにて。

007シリーズとい
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完璧な他人(2018年製作の映画)

3.5

月食の夜に集まった旧知の仲の七人。
一人がお互いのスマホに来た通知を全て見せ合うゲームを持ちかけて、というお話。
スマホから明らかになる秘密が、ほんの些細なものからジリジリとヒビが入って大ごとになって
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プリンセス・ブライド・ストーリー(1987年製作の映画)

-

はるか昔ですが、ハヤカワで原作を読んでとても面白くて映画も鑑賞。ケイリー・エルウィスはまり役だったな。ゴールドマン本人の脚本とはいえ原作の小説の面白さは越えられなかったように感じたけど、時々不思議と思>>続きを読む

ライアー×ライアー(2021年製作の映画)

3.3

昔からの少女漫画の王道中の王道、親の再婚によって姉弟になった二人のお話。そんなわけないでしょ!とツッコミどころ満載だけどこういう作品が今もつくられているんだなとなんかほっとした。

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.9

WOWOWにて。キャストが豪華だから観てみるか、くらいの軽い気持ちで見始めた。
前半1時間、一旦観るのやめようかと思ったあたりで、まるで道端の排水溝を流れていたわずかな泥水が、いきなり大きなうねった濁
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約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.3

アニメ版などで内容は知っていたので大丈夫だったけど、2時間という時間内にまとめるためにかなり駆け足な感じで、ストーリー展開中心に終わってしまった感じがもったいない。それぞれの内面的な苦悩や成長の物語で>>続きを読む

恋するマドリ(2007年製作の映画)

3.6

みんなニッコリ!

ガッキーの眉の細さに時代を感じるけど相変わらず可愛い。

ほんわかした温かい色彩と音楽で始まり、松田龍平と菊池凛子の落ち着いた雰囲気も心地いい。ちょっとだけ登場する江口のりこや世良
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きみがぼくを見つけた日(2009年製作の映画)

4.0

不可抗力でタイムトラベルを繰り返す男性と、子供の頃にその男性と出会った少女。時を経て再会した二人のラブストーリー。

こう書くと何ともありがちな物語のようだが、タイムトラベルが起こるゆえの悲劇や苦悩を
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.0

『罪の声』の塩田武士が主人公として大泉洋を当て書きしたという作品。
出版業界の不況における会社としての生き残りと本作りに携わる編集者たちの葛藤、さらに社長の座争いが合わさって物語は進む。

昨今、自分
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.0

レニーが素晴らしかった!
ぐいぐい引き込まれた。

ジュディ・ガーランドはオズの可愛いドロシーのイメージしかなかったため、若くして亡くなったことも知らず、13歳というまだ幼いデビュー時代から本当に過酷
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.0

モノクロームな映像に古さを感じさせる音楽、現代を映しているのに観ていると何十年も前のものかと錯覚してしまう。もちろんスマホなども映ってはいるのだけれど、人の心の機微を嫌というほどリアルに描いているから>>続きを読む

抱擁のかけら(2009年製作の映画)

3.9

スペインのペドロ・アルモドバル監督作品。
ある有名実業家の死から過去が紐解かれていく。
目が不自由な映画監督ハリー(マテオ)、彼の机の中には
実業家の愛人だった女性、ペネロペ演じる女優の卵のレナの写真
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大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇](2012年製作の映画)

3.0

ラスト30分は見応えあった。
時間はかかったが、短くも本当の幸せに辿り着いたのが救いだった。

はちどり(2018年製作の映画)

4.1

1994年、中学生のウニ。まだあどけない思春期真っ只中の14歳。
2時間半近い作品で、ただただ日常の出来事を描いているだけなのに全く長さを感じなかった。
学校、家庭、友人、限られた世界での繊細な日々を
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.6

時代は進んで1984年。
前作は大戦中ということもあり暗く重い雰囲気だったが、今回は物語の展開も敵もわかりやすく、笑いあり涙ありとエンタメ色もより強くシンプルに楽しめた。
愛しあう二人が下した決断はや
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.7

楽園の眩しいほど輝いている美しい色彩と
人間世界の視界が霞むような暗さの対比が目に焼き付く。
すべての命は救えないというスティーブ。それでも私は行くというダイアナ。考え方は違えどどちらも平和を望む強い
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.9

前知識なしに観たけど面白かった。

曜日ごとに別の人格が宿る僕。
毎週同じ曜日の1日だけしか生きれない。
他の曜日とはポストイットで連絡を取り合って。
でもある日、火曜日が同じように目覚めるとその日は
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ある公爵夫人の生涯(2008年製作の映画)

3.6

実話に基づくストーリー。
18世紀、イギリス。17歳にして公爵夫人となったジョージアナ。社交的でウィットに富み誰もが愛する魅力的な公爵夫人。そして英国でただ一人妻を愛さない夫。

妻を男子を産む道具と
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