お話や設定についていけてない部分はあるが、この迫力の音と映像美で砂の惑星を3時間見せ続けられると満腹ですとしか言いようがない
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アフリカからのヨーロッパ移民を題材にした、イタリア人映画監督の最新作。
欧米での難民問題が珍しくなくなった時期に、最も影響を受けているであろうイタリアの監督がこのテーマを選んでベルリンで賞を獲った。>>続きを読む
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きれいに脱臭された世界。
汚いものが消し去られた知らない東京。
現実を隠しながら「トイレ掃除の生活でも幸せになれるよね」と気持ち良くなるための映画。
遠い他者を理想化する映画はいくらでもありますが>>続きを読む
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登場人物の造形が物足りなかった。
多様性がテーマで、この作品が「正欲」と呼ぶものの方が大事だよね、というのはとてもよく分かる。
ただ、この映画は「マイノリティ vs 普通の人」の話でありすぎて、登>>続きを読む
最後にキリストや新約聖書に言及する男性がおそらくキリスト教(アルメニア)側、ヒジャブを着用する女性がイスラム教(アゼルバイジャン)側。
その二人が目指す山頂=「対立する集団間の境界」であり「繋ぐ場所>>続きを読む
「人を理解するとはどういうことか」「本当の自分とは何か」をテーマにした作品。
ただ原作がある関係か、人物像の掘り下げより先にテーマ性が前に来るのが気になった。
彼女らがどうしてこういう所作や言葉選び>>続きを読む
相対的貧困サイコパス(に自分は見えた)DVシングルマザーを徹底的に映す2時間20分。
主人公母娘の生活感とは演技は鬼気迫るものがあり、彼女たちの顔がしばらく頭から離れそうにない。作品を貫く空気感や人間>>続きを読む