sugioseptemberさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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タロウのバカ(2019年製作の映画)

3.3

大森立嗣監督、菅田将暉(フィリップくん)、
奥野瑛太(マイティ)、
そしてメインキャラクターのスギオ(仲野太賀)
これは観るしかない。

自棄で刹那的な暴力性には眉をひそめるけれど、彼等の逃げ場のない
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.3

俳優としても名のあるオリヴィア・ワイルドによる初監督作品。青春コメディ映画みたいなジャンルになるんでしょうけど、今までのものとは一線を画す価値観を提示してくれる作品になっています。

ジョナ・ヒル主演
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サウルの息子(2015年製作の映画)

3.3

強制収容所内で、ガス室で殺された同胞のユダヤ人の死体処理などを強制されたユダヤ人による労働部隊 、
ゾンダーコマンド を描いた作品。

昔行った『アウシュビッツ展』だったかな?
を思い出す。

南米に
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.2

タイトルから想像していたのはもっと爽やかな青春映画だったのですが、

蓋を開けてみると先程のメインビジュアルにもあったような煙くすぶってる系といいますか、案外ビターな味わいの作品でございました。

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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.3

監督はgoogleグラスで撮影された動画で有名になったアニーシュ・チャガンティ。その動画がきっかけでgoogleに入社しCM制作に携わった後にこの映画で監督デビューを果たした。シリコンバレー出身の新世>>続きを読む

21グラム(2003年製作の映画)

3.8

映画好きのコヨ〜テ堀内さんと
最後に語った映画かなぁ。

『21グラム』の概要:魂の重さは21グラムだという。心臓病を患い余命1カ月と宣告された大学教授。
前科者だが、改心し信心深くなった男。突然、家
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ロード/デスティニー・オブ・TTライダー(2014年製作の映画)

4.2

最近PS4の『マン島TTレース』をお気楽に
やっていますが、
こんな壮大な大河ドラマが繰り広げられていたとは思いもよらなかった。全ての感情を、レースに参加することで乗り越えてきた一族には、家業という言
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.3

最初の5分で引き込まれた。

物語としては、警察官アスガーがSOSをもらった女性を電話一本で助ける、というシンプルなもの。ただ、その中でどんでん返しが2つ3つと起こしてくるところがこの映画の面白かった
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.9

重い話なら見づらいな…と思っている人へ。それもそうなのですが、同時に不思議なユーモアも混ざっているのが『岬の兄妹』の特徴です。喜劇と悲劇の境目で無様に行ったり来たりする兄妹の姿は、勇気を出してでも絶対>>続きを読む

ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.8

なにかを集団で作るという仕事の本質がホントに上手く描かれていて、何か頑張って仕事しようという気になります。

自分の会社は会社であり個人商店みたいなもので
憧れます。
この作品を見たときボクには映画的
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.0

伊藤沙莉が演じるカノウの衝撃的な独白から始まり、デリヘル嬢たちの群像劇が描かれていく本作。彼女らが抱えているもの、リアルな叫び、それでいてどこか優しく見つめる姿勢は観客の心にも突き刺さります。


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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.2

当時は学生だけでなく市民も政治を変えられると信じて熱い思いでデモに参加していました。
両者共あげ足を取ることもなく敬意を持って言葉で語り合っています。芥氏はマルクス、レーニン主義を批判し、後に文化大革
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

2.7

アノニマスを連想させるようなピエロのお面を付けたハッカー集団としてデカイことを成し遂げ、そして、ハッカー界の神、MRXに認められるべく様々なお痛をやらかし、彼の家に貼ってあったファイトクラブのポスター>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.2

田舎の村でよそ者っていう差別を作ってじつは悪い人ではないっていうあるあるを覆して最後のオチに持って行ったのは面白かったけど、ただ衝撃のラストっていう裏切りを簡単に作ったようにも見える。でも面白かった。>>続きを読む

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.5

遺伝子実験の失敗により、よりにもよってゴリラ、オオカミ、ワニが巨大化&凶暴化。危険極まりない巨獣どもが高層ビルひしめくシカゴの街に集結し、文字通り巨獣大乱闘を見せる。例によって戦車もミサイルも通用しな>>続きを読む

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

4.0

映像面だけでなく、ストーリーも非常に深いテーマを扱っています。

自分が本作を視聴してみたきっかけは、ただ単にネコ科動物が好き(特に虎)だからという個人的な趣味からくるものだったのですが。

いざ観終
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機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光(1992年製作の映画)

3.9

当時友達と発売日にお金出し合って
VHS買いに行って
ウチで観た。

当時の画像のキレイさ、MSのカッコよさ。
けっこう衝撃でしたね。

OVA"STARDUST MEMORY"を再編集・新作カット追
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アウトサイダー(1983年製作の映画)

3.9

今は俳優やってる先輩にすすめられて20代前半に観た。
原作のS・E・ヒントンは十代で本作含めた「ランブルフィッシュ」も書いて「BAD 傷だらけの疾走」もある訳で、柱の陰で不良たちの生態を観察していたの
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アイルトンセナ 〜音速の彼方へ(2010年製作の映画)

4.3

88年、90年、91年とワールド・チャンピオンの栄冠に輝き、王者の地位を・・しかし、チーム内でのプロストとの争いやFISA会長との確執が浮上した音速の貴公子。セナは栄光の中でも悲しい目をしている。あの>>続きを読む

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.7

オレの人生で大切な映画ベスト5に入ります。
この映画は決して派手ではないけど大切なものが詰まっている。
盲人役の人が、目を瞑るとか、黒いサングラスをかけるとかは良く見るけれど、目を開いたまま座っている
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極悪レミー(2010年製作の映画)

4.4

MOTORHEADは明らかにRockの始祖のひとつだし、レミーのカリスマ性も相まってファンも熱狂的だ。
バンドもライブでは最大の音圧で期待に確実に答えてくれていた。

いろいろな愛し方があると思うのだ
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全員死刑(2017年製作の映画)

2.8


事件の舞台が福岡じゃなかったり、加害者家族の次男(主人公)が元力士じゃなかったり、被害者がユーチューバーになってたり、恋人を預ける相手が友人(小人)になっていたりと、劇映画用に変更された点は少なくな
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きみが輝くとき(1985年製作の映画)

4.6

片腕のないハンデを克服して、サッカーに熱中する少年の姿を描く。田中館哲彦原作『燃えろ! キッカーズ』という実話をもとに「典子は、今」の松山善三が脚本化。

まだJリーグの気配さえ感じられない、「読売ク
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

3.8

クリスチャン・スレーターが、突然亡くなった「リバー・フェニックス」の変わりに出演した。
トム・クルーズとブラッド・ピットは
ずっと素晴らしいですね。
大ファンです。
初めて観たのは高校生の時かな?
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監督失格(2011年製作の映画)

4.4

林由美香さんのニュースは当時、
TVかスポーツ新聞で早めに知って
震えた記憶が。
特別美人ではないが、なんか魅力的で
リアルファム・ファタール。
知り合ってたら多分好きになる。
死ぬことで芸術家に生涯
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ビジランテ(2017年製作の映画)

3.9

大森南朋×鈴木浩介×桐谷健太、トリプル主演。

注目の監督、入江悠がオリジナル脚本で描く渾身の地方都市ノワール。

三郎は地元暴力団石部組のヤクザ、大迫に雇われる形でデリバリーヘルスの店長をしています
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WE ARE X(2016年製作の映画)

4.1

まず、思い出すのは1stアルバムの衝撃。
映画みたいなBLUE BLOOD。

あと高校時代の友達、スズキくん、
髪の毛ピンク、ダイエースプレーで立ててた。
靴はとんがったヤツ。
ギターはモッキンバー
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.0

個人的にはあまり怖くなく、理解はしてない。
トラウマになりそうなショッキングな事故を皮切りに加速する崩壊。突然大きな音を出す、みたいなびっくらかしはほとんどないのに、細部に至るまで安心させない画と音が
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メランコリック(2018年製作の映画)

2.9


若い殺し屋が年上の主人公に敬語なのが好感。

銭湯は究極のリラックスを得る場所
まさに極楽

その極楽に展開される地獄。

ちょっと違うけど、日本版ファーゴという感じ
日本人らしい主人公の気持ちも分
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ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)

4.1


4人の若者が作り出す独特の空気感がたまらない懐かしさを感じさせてくれます。例えば大学生のときの授業と授業の合間の待ち時間。フリーター時代、バイト仲間と特に何をするでもなく公園や駐車場でだらだらと過ご
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イン・ザ・ヒーロー(2014年製作の映画)

3.5

いい映画だけど、ちょっとモヤモヤする惜しい作品という感じだった。元スーツアクターの唐沢寿明さんが演じる主人公は説得力があって感情移入しやすく、物語もシンプルでメッセージも分かりやすい。スタントマンの描>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0


スコセッシ監督が映画化を決めてから28年、胸に秘め続けた思いが伝わる、素晴らしいラストでした(原作にはない、監督の遠藤解釈です)。ラストの場面が、映画全体を繋げる重要な役割を果たしています。神父が英
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

4.6

大学落ちてフラフラしてんのもな、と思っていたイマドキの18の男の子が、思いつきと下心で始めた林業にハマりこむまでの話。
細かいディティールが上手い、都会っ子が面食らう「田舎」の開けっぴろげさ・親密すぎ
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福福荘の福ちゃん(2014年製作の映画)

4.3

優しい人柄の奥にしまい込まれた屈折した心。緩い笑いの中から次第にヒリヒリする人間模様が見えてきてグイグイ引き込まれる。みんな自然体で良い台詞を言う。
この作品は、非常に巧みな人物配置によって全体が骨太
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生きものの記録(1955年製作の映画)

3.5

いわゆる超大作ではないだろうし、黒澤映画の中では時間が短い方だから、と気楽な気持ちで観始めた。だが、内容やテーマが想像以上に多重的で重く、観終えたあとの気持ちはとても重苦しい。この作品にある、原水爆へ>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

クリスマスに観たいやつ一本追加!
ロードムービーの王道として旅の始まりと終わりでは二人の心情や関係性が変わっているのが
定番であり好み。
ピーター・ファレリーといえば、「不謹慎で失礼な行為を平然とする
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