鮎さんの映画レビュー・感想・評価

鮎

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変な家(2024年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

原作知った上で見た人間としては
本当に残念だった。

"ホラーが苦手な人も楽しめるものを"
と言う原作者の意向を完全無視。

私個人、ホラーやグロが苦手で
雨穴さんの作品なら!と
見に行ってしまったの
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(2022年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

見る人によって好みが両極端に分かれそう。

私は途中で退屈してしまった。

おじさんへの興味が父親からの愛情枯渇という観点は興味深かったが...

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

急な方向転換について行けない私はまだまだなのだろうか。

構成は見たことがない新しい試みだとは思うが、若干鑑賞者を置いてけぼりにしてる気がする。

もうすこしご飯に意味を持たせて欲しかったのが正直なと
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作は未読、かいばしらさんの原作解説動画は見たことがあったため少し前情報を知ってた上での観賞。

シンプルに面白かった。
主演2名のやりとりが波はないものの
シュールでのんびり面白いって感じ。

中学
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞者にも向けられる問い。
他人にレッテルを貼って生きていないか。
押し付けていないか。

見えないものを
想像で補う人間の特性が生んだ不幸。

当たり前は当たり前じゃないし
見えないからこそ知らない
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

大人は容易く子どもの大切なものを奪う。
子どもの頃に奪われたものは
大人になっても抑制としてまとわりつく。
自分の欲もなんもわからなくなる。
自己受容の仕方がわからなくなる。

子どもの頃の
わかって
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クイール(2003年製作の映画)

3.0

小学生のころ、福祉に興味を持つきっかけになった作品。

子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.8

誰しもなり得る。

胸糞映画と言われることが多いが
私はそうは思わない。

「子どもを愛していれば」
「親ならばこんなことしない」
本当にそうなのだろうか?

役割としての自分を真っ当に務め上げ
個人
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正欲(2023年製作の映画)

3.5

他人の正しいと自分の正しいは違う。

決めつけの怖さと、世間一般的な見方。
知らないうちに自分もしているのだろうか。

マイノリティの中のマジョリティ
多様性という言葉の中にすら入れない。
「擬態する
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

あまりにも純が不憫すぎる…
最初気づいてかわそうとしたのに
母親を餌にされたらそりゃ…

真相に気づかれたから消すて
もうそれはれっきとした犯罪者なんよ…

さがす(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

安楽死や自殺幇助について
考えさせられる。

家族の意見と当事者の意思の差。
死人に口なしではあるが
なんとも言えない感情になる。

本当に死にたい奴なんていなかった
犯人のセリフ。
自分の死に直面す
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.6

ゆったりとした空気感の作品。

ちひろさんの過去を深掘りしないところも
また良い。

ちひろさん、何を思って生きてるんだろう。
2回見たけど想像がつかない。

でも、ちひろさんの柔らかくも芯のある
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

誰が正しくて誰が間違っているか。
そうじゃない。
それぞれの正しいと正しいの
ぶつかり合いとすれ違いなんだと
考えさせられる。

混乱、保守、諦め、世間体、マイノリティ......
多様性多様性とやけ
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

愛読書の映画化。
素敵なおばあちゃんになったトットちゃんの
優しい声のナレーションが流れた瞬間に
涙が出そうになった。

トットちゃん役の声優さん、
トットちゃんの声を演じるために
生まれてきたのでは
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

本物のゴジラが帰ってきた!!!
この言葉に尽きる。


平成ゴジラ世代の私にとって
今回の作品は「待ってました!」と
言わんばかりの大歓喜ものだった。


シンゴジラやハリウッド版ゴジラに対して、
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愚行録(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

『格差社会じゃなくて階級社会』

この言葉に納得してしまった。


カーストというものが
近年取り沙汰されているけれど
なんだかそれを
よりリアルな現実世界に落とし込んで
暗く上手く表現している
そん
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

前情報何も入れずに鑑賞。

宮崎駿の集大成


ジブリ好きの自分としては
大満足の内容。
エンドロールで鳥肌が立った。


鈴木さんの宣伝しない作戦、
大成功なのではないだろうか。


ただ、主人公の
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

一言では言い表せない。

イチカがリンの死を悟ったときに出た、
"お母さん"という呼びかけは
どうか、なぎさのことであってほしい。

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

幼少期からの理想の強要が
彼女の人格形成に大きく影響したのは
間違いない。
承認欲求の暴走にも見えた。

それにしても彼女は頭が良すぎるし
よく言えば世渡り上手とでも表現できる。
精神的支配力と表面の
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母性(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

呪縛と共依存の恐ろしさ。
認知の歪みを含んだ愛は
果たして愛と呼べるのだろうか?

女には2種類いる。
確かにその通り。
母になれない娘って
現実に結構いる気がする。

劇場版 そして、生きる(2019年製作の映画)

3.6

人生は選択の連続って
誰かが言ってたのを
思い出す。
そんな映画だった。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

すばらしき世界は
果たしてやさしい世界なのか?

ずる賢い人間が生きやすい世の中で
不器用なくらい真っ直ぐな人間が
非常に生きにくいという現実。

偏見が勝る“シャバ”で
周りの思う 普通 に順応しよ
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

分かりやすいストーリー展開とテンポの良さで、不倫題材とはいえシリアスなものが苦手な人でも見やすい内容だと思う。

途中でどこからが本当でどこからが漫画の世界なのか、見てるこちらもわからなくなったのも面
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キャラクター(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

身の毛がよだつ経験を
この作品ではじめてした。

グロさは個人的にはそうでもないが
人間の怖さというか、
いわゆるホラー感が強い。
そこいらの幽霊やゾンビ系の
ホラー作品よりもこっちの方が
現実味があ
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.5

子は親を選べない。

自分の知っている言葉だけで
どう感想を表現したら良いのか
分からない作品はこれが初めてで、
ただ澱んだ気持ちが最後まで晴れない。

孤独感、寂しさ、依存、我慢、
憎悪、愛情、幼稚
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空白(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

苦しい。

情報操作するメディアと
メディアに左右される傍観者たち、
なんだか現実味があって
途中で人間不信のような感覚に
襲われた。

ぶつけ所のない虚無感と悲しみと怒り。
誰かのせいにしないと
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はるヲうるひと(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

逃げ場も救いもない苦しさで
握った手のひらに爪の跡が残った。

声出して笑え。
試しに笑え。
無理でも笑え。

主要3名の演技力に圧倒される。

初めて、佐藤二朗を
嫌いになりそうになった。

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