ファーストラヴの鮎のネタバレレビュー・内容・結末

大人は容易く子どもの大切なものを奪う。
子どもの頃に奪われたものは
大人になっても抑制としてまとわりつく。
自分の欲もなんもわからなくなる。
自己受容の仕方がわからなくなる。

子どもの頃の
わかってもらえない経験は
話を聞いてもらえない経験は
確実に思考を蝕んでいく。

法廷での視線は平気だったのだろうか
自分の主張を信じて
受け入れてくれる人が周りにいたから
大丈夫だったのだろうか。
どうかカンナが穏やかに過ごせる日々が
訪れますように。