モリモトさんの映画レビュー・感想・評価

モリモト

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版(1984年製作の映画)

3.5

映画史に残る傑作と評されるのは分かるが、
全っっぜん好きになれない映画。
クオリティは高いし、役者も素晴らしい。
ジンとなるシーンもいくつもある。
特にラストは悲しくて。
だがどうしても、殺人恐喝暴行
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ラマになった王様(2000年製作の映画)

3.7

「美女と野獣」の変奏曲のような内容。
小粒でポップで軽快なディズニーアニメも
また良し。

フレーミングホット!チートス物語(2023年製作の映画)

3.4

よくあるアメリカ映画のビジネスのサクセスストーリーに、
メキシコ系移民というフレーバーで味付けした感じで、
劇中のチートスみたいな映画。
悪くはないし、語り口は軽快で、
ダイバーシティー的な意義もある
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無垢の瞳(2022年製作の映画)

3.6

短くて、ちょっと良い映画。
子役たちが可愛い。
主役の子は特別に容姿が整ってるとかじゃ
ないんだけど、なんか絶妙。

狭くてカルト的なコミュニティは
本当に嫌だなと、しみじみ。
日本の学校もこんなだっ
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マーサ、あるいはマーシー・メイ(2011年製作の映画)

3.8

「コンプライアンス/服従の心理」もそうだが、
こういった支配や洗脳、カルト集団についての話は
見る人の予備知識や感度によって評価が分かれるのだろう。
細かく説明せず、間を想像させるような作りだが、
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ボブズ・バーガーズ ザ・ムービー(2022年製作の映画)

3.6

アニメシリーズの方は未見だが、
オフビートなコメディとして楽しめた。
どことなくウェスアンダーソンっぽい。
経営難に悩むバーガーショップ店の家族の話という
地に足がついた感じが染みる。

リトル・バットマン クリスマスの大冒険(2023年製作の映画)

3.1

ヒーローとヴィランを別つのは幼児性である、
というテーマには感銘を受ける。
絵柄は割と好み。
だがしかし、主人公が全く好きになれず。
ラストあたりの分かったように言うセリフは
無神経でムカっとした。
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

4.2

子供の視点から見た世界の祝福と残酷さ、
そこから喚起される喜びと悲しみ、深い感銘を
小さな貝を主人公に比喩的に描いていて、
とても心を揺り動かされる。
マルセルの姿は難民の子供とも重なる。

マルセル
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.7

ニール・ブロンカンプの作家性と
グランツーリスモらしさのマッチングが
思いのほかに良くって、
なかなかのレース映画に仕上がっている。
私はジャンルとしてSFが好きなので、
「第9地区」の方が好みだけど
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Melanie Martinez: K-12(2019年製作の映画)

2.8

ストーリーらしきものは無く、
ミュージカルでもなく、
只々、ミュージックビデオをつないだような感じ。
映像はキャッチーなとこもあるけど、
96分は なかなか辛い。

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.5

「聲の形」へのアンチテーゼのような内容。
一貫して、イジメや毒親などの被害者側に寄り添っていて、
加害者への辛辣な視線がしっかりあり、
とても好感が持てる。
グッとくる瞬間も幾つかあった。
前半はダラ
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市子(2023年製作の映画)

3.3

杉咲花は良いんだけど、
登場人物はステレオタイプだと思った。
全体的にあざといというか、男の願望だよねというか。
ずっと手ブレ映像なのも、かえって作為的な感じになってて。
一般人が刑事と密にやりとりし
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ダメ男に復讐する方法(2014年製作の映画)

3.7

全く期待してなかったが、
なかなかナイスなコメディ。
レスリー・マンのコメディエンヌっぷりが素晴らしい。
悪役のニコライ・コスター=ワルドーも良い。

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