tobioさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

3.8

フランスの刑務所あんな感じなんだ、と思った。
ワークショップの講師は、囚人の背景も聞かず、彼らを俳優として扱う。彼らに寄り添うというよりは、自分の仕事、生活の延長線上に彼らを置いていた。
結果としてそ
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犬王(2021年製作の映画)

3.5

前半はアニメーションの表現が素晴らしくわくわくしたが、メインのはずの後半は物足りなかった。絵では和楽器しか使っていないのに、音はベースやドラムの音。和楽器はもっと新しい表現ができるはずだし、その時代の>>続きを読む

教育と愛国(2022年製作の映画)

3.8

観ておかなくてはいけないと思い劇場に。かなりたくさん客が入っていて驚いた。今の与党は、どこかの国のように国民をコントロールしたいのだろう。そしてそれは現実になりつつある。歴史を自国に都合の良いように教>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

天使が出てくるのはけっこう終盤。あこぎな銀行家はどうなったのか気になるが、主題はそこじゃないんだろう。恋愛に関してはあまりに不器用で、どうしてこれで思いが伝わるのかよくわからない。でもストーリーはとも>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.4

3時間の上映時間が不安だったが、長いオープニングとその後のストーリーに分かれており、飽きは感じなかった。
後半の演劇祭主催者の登場で雰囲気が変わり、ほっとする。そこからはいろんなエピソードが盛り込まれ
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.6

IRAは出てこない。
ベルファストの町で起こった暴動を子どもの目を通して描いている。
もっと悲惨な場面があるのかと構えていたが、暴力やテロを際立たせるのではなく、争いを通じ人々の繋がりが絶たれてゆく過
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.6

やっとみた。楽しかった。
キャストの豪華さにびっくり。
たくさんの車を潰していくのにもびっくり。
アレサ・フランクリン、名前は知ってたけど、歌ってる姿見たのは初めて。素敵すぎた。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.6

色合いもカメラワークも構図もとてもおしゃれ。もっと見たいのに映像なのでどんどん流れていってしまう。おまけにセリフ(記事?)の長いこと。字幕を追っていてせっかくの映像がじっくり見れない状態が最初からずっ>>続きを読む

夢みる小学校(2021年製作の映画)

3.8

初期のきのくに子どもの村学園についてはよく知っていた。30年かけて生徒数も学校数も増え、賛同者も増え、映画は文科省選定に。周囲の理解が追いついてきたのはうれしいことだと思う。周囲の変化とは関わりなく、>>続きを読む

ジギー・スターダスト 2002年サウンドリミックス・デジタルレストア版(1973年製作の映画)

4.0

デビッドボウイかっこいい。ずっと生きててほしかった。名曲に心が震えるけど、感染予防対策で声を出して一緒に歌えないのがフラストレーション。

ベルヴィル・ランデブー(2002年製作の映画)

3.4

アニメーションがとても個性的。デフォルメが大きいのに、細やかな動きが表現されているため現実感がある。
おばあちゃんのメガネをずり上げる様子、運転手のタバコを巻いてくわえる仕草、三姉妹の老人らしい動きな
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.5

水俣病のドキュメンタリーではなく、カメラマン・ユージーンの人となりと最後の素晴らしい仕事を追っていく映画。
ストーリーや人間関係は所々、うん?そんなうまくいく?みたいに端折られてて気が散ったが、報道写
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

認知症本人の見え方で進むことがわからず、はじめ混乱した。こんなふうに記憶が途切れてしまうなら、この病気になるとほんとに怖いだろう。
誰が誰かわからず、自分の信じているものが突き崩され、最後に覚えている
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