tockeeeさんの映画レビュー・感想・評価

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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

“呪われた一家”、フォン・エリック一族の実話を通して、
父の期待の翻弄される息子たちと、その兄弟愛を描く。

子どものころプロレスブームだったので、
教室でみんなプロレスごっこしてたのを思い出しました
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

5.0

ラブストーリー映画って、ほとんど見ないけど、
これはとても良くて、好きだなぁ!と思える映画でした。
見ながらぼーっと思ってたのは、
そっか、タイムリープとかタイムスリップとか、
そういうことは起きない
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

3.5

フロリダ海峡を泳いで渡るマラソンスイミングに
60歳をすぎて挑戦し続け、64歳にして達成した
ナイアドの物語。
人生100年時代、何歳になっても挑戦できる、
そんなメッセージを伝える映画かと思いきや、
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変な家(2024年製作の映画)

2.5

原作の「変な家」は“見えない恐怖”。
雨穴、栗原の会話の中の推理や、そこからくる
空想の中に恐怖が潜んていた。
だからこそ、映画化するのに悩んだのかな、と
思いました。
映画は、見えない恐怖を完全に見
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.0

きっとすごい映画なんだろうなぁと思います…。
いつもながらクリストファーノーラン監督作品は、なかなか
ついていけず…。今回は予習もさんざんしたのですが、
それでも登場人物の多さで打ちのめされてしまいま
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

アカデミー賞に多くの部門にノミネートされた本作は、フランスの雪深い山中で起きた落下事件から、その嫌疑を変えられた妻の法廷劇に続くサスペンスフルな一作。鑑賞後、いちばんすごいと思うのは、なにひとつ、真実>>続きを読む

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

3.5

韓国で脱北者を支援するキム牧師と、脱北を試みる家族、先に脱北した母を追う息子らを捉えたドキュメンタリー。山や川、国境、過酷な道程でフィクションかろ見紛うほどの悲しい現実。ブローカーが山で嘘の道を教える>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

24年初の映画館鑑賞。とてもよかったです!

役所広司が演じるのは、TOKYO TOILETという公共トイレ掃除の会社で働く男。大きな事件はなく、さざなみのような出来事が少しだけ起きる数日間を切り取っ
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福田村事件(2023年製作の映画)

2.5

U-NEXTで鑑賞。
こんな事件があったことをぼくも含めて多くの日本人は知らなかっただろうし、知らなかったことを恥じるべき、残酷な事件です。。
オウム真理教や佐村河内氏の盗作疑惑などを通してごく普通の
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

U-NEXTで鑑賞。見終わってじわじわくるやつです。
父とのバカンスの思い出のビデオをみなしているソフィ。
映画は、そのビデオの映像と謎のレイブシーン、
そして、実際のバカンスのシーンで構成されてます
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

3.5

亀梨くんのピカレスクっぷりが意外とよかったです!
原作未読ですが、ずいぶん変わったストーリーなんだなって
思いました。読んでみたいです!

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.8

壮大な茶番劇。そんなコトバにふさわしい、
作り手が面白がっちゃってる感じで見てる方も
楽しくなりました。埼玉も継続していじりながら、
関西に飛び火する意外な展開。滋賀の人たちも
びっくりするのではない
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

みなさんシン・ゴジラと比べると思いますが、
どうしても比べちゃって、で、こちらの方が好きでした。
やはり、昭和な雰囲気のほうが相性がいいのかな?
というのと、やはり人間たちが弱い、弱いながら
知恵を力
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

デンゼル・ワシントンが強い。強すぎる。
不安が一切ない。そこが痛快です。
アメリカ人はそういうところも好きなのでしょうか?
気軽に楽しめる娯楽アクションでした!

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.5

バーナデットの悩みが、ちょっと理解できず。ただ、南極の美しさで、ときどき思い出しそうな映画です。

怪物(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

やっと見に行けました。で、ウワサに違わぬ傑作です!映画は監督のもの、ドラマは脚本家のものというけれど、今回の映画は、坂元裕二の脚本を、是枝監督が忠実にカタチにしたような映画。この“忠実”というのは観る>>続きを読む

渇水(2023年製作の映画)

2.5

生田斗真演じるのは、水道局の職員。水道料金を滞納した家の水道を止めるのが彼の仕事。門脇麦演じるシングルマザーとその姉妹。再三の注意にも応じないこの家の水道停止を執行する。原作もので、テーマも惹きつけら>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

ホラーは暗いところ、と思ってたけど、
夏至の太陽のもと、緑あふれる自然の中のホラー。
これはたちが悪いw 監督変態だなぁと思いました。

へんに評判だったので、
観たかった→でも観なきゃよかった→でも
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

UNEXTで鑑賞。
ほぼおじいさんしか出てこないですがw
すっごいサスペンスフルでひきつけられっぱなしで
時間がすぎていきます。
そして、最後のどんでんがえし。
細やかな伏線も効いたていねいな映画でし
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波紋(2023年製作の映画)

3.5

タイトルが「波紋」であるように、この映画のテーマとして
流れているのは「水」。東日本大震災で、誰もが
水のペットボトルを買い求めたり、水道水の汚染が
噂になったり。依子は、高額な水を売る新興宗教にはま
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最後まで行く(2023年製作の映画)

4.2

ちょっと悩みがあったりする人が観たら、
すっごくスカッとする映画だと思います!楽しい!

韓国映画のリメイクってことで、やっぱ
韓国って警察がだめだめなやつ、多いですね。
ほんとにそうなのかな…。
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宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

2.5

うーん、ちょっとなにか足りない…って感じの映画でした。
中村倫也とか伊藤沙莉とかキャストと演技はいい感じなのですが…。

監督と役者さんがノリで「家族の中のひとりが地球を
調査する宇宙人だったってどう
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.5

藤井直人監督を知ったのは「新聞記者」だったので
どうしてもテーマにしている社会問題があるのかな、という
視点で観てしまうのですが、この映画では
コロナ禍の感染医療廃棄物の処理の問題、ということ?
と思
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ロストケア(2023年製作の映画)

3.6

介護に携わる人の過酷な労働環境。
そこに静かで強烈なメスを入れる映画。
松山ケンイチは基本陽気な人な印象だし、
最近はローソンの印象も。だからこそ、
罪を犯す人、その内面を演じるとき、
その凄みが半端
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.5

ずっと見たかった映画をNetflixで。
評判どおり、トランスジェンダーに
真正面に向き合った考えさせられる
映画でした!

やはり改めて、草彅剛という俳優の
素晴らしさを実感します。最近は見ないけど
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.7

音楽も「ジョーカー」の人だったのでトッド・フィリップスと
勘違いしてましたが、トッド・フィールド。16年ぶりの監督作、
だそうです。

輝かしい経歴を誇る指揮者リディア・ター。
冒頭は自叙伝出版のイベ
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

最新作「レッドロケット」が最高だったので
U-NEXTで見つけて鑑賞。

「タンジェリン」では前編iPhone撮影が
話題だったけれど、iPhone撮影は話題づくりじゃなくて
必然なものだってことがこ
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

4.5

映画の日に前知識なく鑑賞。で、めちゃめちゃよかった!!
あとで調べたら前編iPhone撮影の「タンジェリン」の
ショーン・ベイカー監督作なんですね。

元ポルノ俳優のマイキーが前妻とその母の住む
テキ
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.5

スウェーデン映画「幸せなひとりぼっち」のリメイク。
町いちばんの嫌われ者役をトム・ハンクスが演じるという話題性。
王道で、あったかい映画でした。
トム・ハンクスの息子さんが出てたのもよかった。

The Son/息子(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前妻の息子との関係を修復しようとする男。
父に愛されなかったトラウマを持ち、自分は違うんだと
言い聞かせながら、前妻と別れ、いまは新しい妻との
間に小さな子どもがいる。
ヒュー・ジャックマン、アンソニ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

人生は細かい選択の連続で、なにを選ぶかが人生を大きく左右する。映画のルールは、選択肢の数だけ幾重もの人生がマルチバースとして存在し、くせつよな作法で行き来できる人たちのお話。ドクター・ストレンジのマル>>続きを読む

「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち(2022年製作の映画)

3.5

このことをしらなかった自分を恥ずかしく思った。東日本大震災、多くの諸学校が避難できた中、74人の児童と10人の職員が命を失ってしまった大川小学校。このドキュメンタリーは、被害直後の学校側の説明会から始>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

田母神さんは善意に満ちた男。見返りは決して求めない。
ゆりちゃんはYouTuber。登録者数という結果が命の世界。
そんな2人が、ハレーションを起こし、互いに同じ穴の狢に落ちていくーー。
結局「いいね
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

アカデミー賞ノミネートいろいろ見たい月間につき鑑賞。反戦名作映画のリメイクですが、リメイクと言うコトバではおさまりきらないほどに、凄惨で無慈悲。そして、それでも現実には及ばないのだろうと想像します。>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

とてもシニカル。そして笑えます!
3つの章でわかれた第1章は、ファッションモデル業界から。
「GAPの広告は朗らかに笑いなさい。バレンシアガの広告は
相手を蔑む表情で」みたいなモデルの演技指導が面白く
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