ヤノさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ヤノ

ヤノ

映画(1541)
ドラマ(2)
アニメ(0)

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

備忘録: ロケットの打ち上げ、手を振る祖父、車内の母親、それぞれの角度と距離、
葬式の木々と墓地のコントラスト、移民にとっての70年代NY地下鉄のグラフィティ、父家長制から祖父による負荷調整、アンダー
>>続きを読む

アイアンマン(2008年製作の映画)

3.7

見忘れてたなー。アイアンマンとか言いながら人間らしさだけを描いていて好感が持てた。

EO イーオー(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

世界中が「LGBTQやSDGsに配慮して映画つくらんと何言われるか分からんぜよ」と牽制し合う時代に、ぜんっぜん違うとこ見てるのがスコリモフスキ。「考え得る技術とマジカルな自然光とで、ロバを可愛く美しく>>続きを読む

(1997年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ドア、重なる手、マルボロライト、本当に絶望的な世界では誰も涙を流さない。

溶岩の家(1994年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

火山島特有なのか、『ストロンボリ』と同様に風が美しく描かれた映画だった。

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに編集のキレが尋常じゃない映画を観た。主人公であるセールスマンの普段の仕事ぶりを伝えるシーンを、ゴルフ、会食、お見送りまでたった8カットで描き切る。
彼が住む横並びの集合住宅を正面から捉えるエ
>>続きを読む

ボクシング・ジム(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

目にアザを作った白人の青年がジムに現れる。「そのアザは喧嘩か? まあいいか。復讐のためじゃないなら教えよう。ここの連中は喧嘩はしない。練習できなくなるのがイヤだからだ」「月50ドル。いつ来てもいいし何>>続きを読む

(1989年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

マジカル!
雷鳴、ぬかるんだ畦道、歪んだ並木、川沿いのささやかなパーティー、夜のリスボンの狭いトンネル道、退屈させないカットバック、溝口健二、ニコラス・レイ、先史時代の怪物、ミディアムショットからクロ
>>続きを読む

サミュエル・フラーのシャーク!/ザ・シャーク(1969年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

開始早々、「サメを恐れず撮影に立ち向かったスタントマンにこの映画を捧げる」とテロップが出た。スタントマンが撮影中に死んだのだと分かった。

私たち(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

マリ共和国からやってきてもう20年帰国していないと語る車の修理工はボロボロの車で寝泊まりしながら、事故でベコベコになった車のエンジンを素手で直そうとしている。
「この車はクソだな」
「これまでで最低の
>>続きを読む

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

備忘録: 一家が車で出て行くロングショット、送別会のワルツの切り替え

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

見た目としての異形の生き物たちへの愛は手放しなのに、ナチスやムッソリーニといった思想の違う者には冷徹な映画だった。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(1968年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

活劇とは何か教えてやるよと宣言するようなセリフほぼゼロの冒頭から鼻血が出そうだった。
はじめて観る描写のオンパレードだった。舞台となる町があらかじめ描写されるシーンで、『CHINESE LOUNDRY
>>続きを読む

暗殺(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

まじで徹頭徹尾クリシェだらけだった。にも関わらず、どうにか面白くしてやるんだという意気込みが伝わってくる映画だった。円陣を組んで「盛大にパクることになったけど、オリジナルになかったものを何か残すんや!>>続きを読む

三人の名付親(1948年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

クリスマス西部劇。馬が速すぎておったまげた。逃走の過程で色んな物を投げ捨てていく映画だったが、目に見えない不確かな約束だけは絶対に放棄しないという映画だった。悪党のひとりで唯一出が少し良いと推察される>>続きを読む

デイズ・オブ・サンダー(1990年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

切羽詰まりまくったクライマックスで、レース中にも関わらずニコール・キッドマンの太ももに脳内オーバーラップさせる構造になってるの天才過ぎた。暴力的なまでに編集が効いているトニー・スコット節。