turuさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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団地(2015年製作の映画)

3.0

公開当時、ちょっと気になってはいた作品。
藤山直美と岸部一徳の地肩の強さがすごい。他のキャストも豪華で安定感が半端ないです。のほほんと淡々とした関西の会話が心地よい。日常と地続きの変なSFでした。面白
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呪詛(2022年製作の映画)

3.4

SNSで話題だったので鑑賞。
呪いを伝播させて娘を救おうとする母としての痛切な思いも辛かったけど、皮膚のブツブツ集合体の生理的な恐怖も辛かった…
終盤の呪文を一文字ずつ英訳していく画面からの展開がすご
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ブレスラウの凶禍(2018年製作の映画)

3.5

ポーランドの割とゴア描写多めのサスペンス映画。
途中まで「セブン」みたいな感じで行くのかなと思いきや、女性バディものでもありました。なんとなく見てみたけど意外と面白かった!

牛の皮でぎっちり包むとか
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

2.8

劇場で見逃したのがアマプラに来たので視聴。
寓話っぽいブラックコメディ風味で中盤あたりまでは楽しめました。

娘のヒカリ役のCOCOちゃんの絶妙なビジュアルと演技がヤバいです。キャスティングした人天才
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.5

ポーランドの女性監督の第一作。人魚姫をモチーフにした、エログロダークファンタジーミュージカルでした。

「ボーダー 二つの世界」もそうだけど、ヨーロッパ映画で時々多ジャンルの要素が混ざって曖昧になった
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

2.5

あまりの暑さになんか怖いやつが見たいなあ、と思いこれを選んでみました。原作は未読。

グロとかスプラッターはあまりなく、怨念の歴史を紐解いていくがそこには、みたいな話。
しかし関東での話かと思いきやそ
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ピンクのカーテン(1982年製作の映画)

2.2

GYAOで終了間近だったのと、若かりし美保純を見てみたくて観賞。
ロマンポルノをガッツリ見ることがあまりないので、当時の風俗含めて新鮮でした。
美保純、この作品でブルーリボン賞新人賞を取ったとのこと、
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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

2.0

序盤の居心地の悪くなる会話の連続がなんかクセになるなあ、とか思ってたらどんどん不条理っぽい展開が怒涛のように続いて、さっぱり訳がわからなかった…
車中での会話が興味深いのと、画面がきれいなのでわりと面
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

5.0

原作は未読。
いつも星は大体の気分でつけてるんだけど、この作品は迷わず満点に。終盤ずーっと涙目で、こんなに心を動かされた映画は久しぶりでした。パンフレット買ったんだけどパラパラめくってるだけでまた涙出
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.5

白石監督ということで鑑賞。原作は舞台作品なんですね。思ったよりもヒューマンドラマでした。(ハード目なDV描写はあり)

いい感じにキャラの立った田中裕子が折にふれ名言めいたセリフを言う時の威力がすごい
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

これは!映画館で!見ないと!ダメなやつ!!
「シン・ウルトラマン」で、あーやっぱり自分の範疇外のやつに気軽に手を出さない方がいいのかーと思ってしまったので、実は今作は見送ろうかと思っていたけど評判があ
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トップガン(1986年製作の映画)

2.8

マーヴェリックの前に一応予習。
あーこんなシーンあったなー、そうそうトムが唐突に歌い出してナンパしてたー!と懐かしポイント多数でした。
友情、恋愛、戦闘機、バイク、ビーチバレー、デンジャー・ゾーン、シ
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めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

珍しく踊らないインド映画。歌はあるけど地に足のついたやつ。
とても静かで大きな事は起こらないけどじんわり染みるいい映画でした。

インドの弁当配達のシステムとか、こちらにはない文化が知れて面白いし、料
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.0

よく分からないけどサスペンスかな?と軽い気持ちで見てみたらとんでもなかったです。こんな映画初めて見た!

トロルがここまでの造形じゃなかったら大分印象が違うであろうに、あえてここまで醜悪に作ったり、虫
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.8

特撮リテラシーはゼロですが、シンゴジラは最高だったのでちょっとだけ期待していました。
全く思い入れがないわりに懐かしく楽しめたけど、ちょくちょく昭和のオタクのおじさんが作ってるなー、というノイズがキツ
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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

-

「バルタザール」「ムシェット」「田舎司祭」に続きブレッソン4作目。
今作はこれまでと違い、貧困とは縁遠いアッパークラスの青年たちの話で面食らいました。
予習せずに映画館に見に行ったら、なんの話かよくわ
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疑惑(1982年製作の映画)

3.6

最近NHKで松本清張のドラマを再放送しててハマりつつあるところで、この作品。意外と法定ドラマでした。
桃井かおりが桃井かおりすぎて胃もたれしそうになりながらもバリキャリ岩下志麻様の凛々しさとの対比が鮮
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

阿部サダヲと白石和彌監督作ということで鑑賞。
ミイラとりの話でした。地方ロケの田舎加減がよかったな。
阿部サダヲの目も怖かったけど、岡田健史の鬱屈大学生ぶりも真に迫っててぞわぞわした。あんな輩普通にい
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

-

正直よくわからなかった。不条理な風刺劇?カフカみたいな感じ?
絵面が汚すぎて辛かったです。
CUBEとの類似を挙げるレビューをいくつか見かけたので、そちらを見たくなりました。

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

2.5

ザ・フォー・シーズンズという名前すら知らなかったので、イーストウッドだから見ておこうくらいの感じでしたが、知ってる曲がたくさん出てきて音楽はとても楽しめました。ブロードウェイの映画化なんですね。

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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.0

コロナになってから見たいと思いつつ後回しにしていた一本。
キャストがすごい豪華!その割には淡々とした話運びで盛り上がりには欠けるけど、今起こっている状況の予言ぷりがハンパないです。発生源が中国のコウモ
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スウィートホーム(1989年製作の映画)

2.8

1989年のホラー映画。大林宣彦の「HOUSE」とごっちゃになってたけど全然違うものでした。
話はシンプルだけどCGでないSFXの造形が素晴らしく、アメリカから「エクソシスト」等を手がけたすごい人、デ
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.5

アマプラでなんとなく視聴。
コメディとシリアス犯罪とアクションとバディものと青春若者成長譚と…いろんな娯楽要素がすごくうまーく凝縮されてて面白かったです。よくできた青年マンガみたい。
卵子工場の辺りは
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.0

少し前にアマプラ配信終了前に視聴。
「カムカム」ロスではないけど深津絵里目当てに見ました。
見終わっていい映画を見たような気分にはなったけど、しばらくしてもなんかピンときてない感があるのはなぜだろう。
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.3

ほんとに泣けるのかなーとか冷静に見てたつもりだったけど、赤子の手をひねるように泣かされました。ヒゲのお父さん大好き。家族がみんな力強くて安心する。お兄さんもいい男!先生のキャラとかラストとか、ベタだけ>>続きを読む

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ほぼ前情報を入れずに鑑賞。
身を切られるように痛かったです。同じ「陰キャ」として、かなりの共感性羞恥心でずっとお尻をモゾモゾさせながら見ました。
現実の自分と理想の自分、解離するよねー。
あと高校体験
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チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(2022年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

原作は未読。ドラマ版は素晴らしかったです。ですがドラマの良さのキモである「心理描写の丁寧さ」「コメディ要素」がだいぶ希薄になってました。
雨に濡れた黒沢が思いを吐き出すところとか、安達が会社で同性愛を
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108~海馬五郎の復讐と冒険~(2019年製作の映画)

2.0

やっぱり松尾スズキって常人とは違うのだなあ、と実感した一本。この作品に主演しようってのがもう。
松尾作品は会話のセンスが素晴らしい!裸と濡れ場がいっぱい出てくるけど全然興奮させる気なし。熟年世代の役者
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.0

前半の見世物小屋の美術や、お化け屋敷?の増村保造チックな造詣がツボでした。満面の笑みで銃を取り出す奥さんにゾクッとしたー。ケイト・ブランシェット様はひざまづきたくなる美しさと存在感でした。
メガネの金
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

3.8

プロレスの知識はほぼないけどなんとなく視聴。
フローレンス・ピューはホラー映画の「ミッドサマー」に文芸映画の「ストーリーオブマイライフ」に、さらにはプロレス映画もできちゃう万能さがすごい。こういう線の
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くりいむレモン 夢のあとに(2006年製作の映画)

-

城定監督の過去作ということでなんとなくGYAOで見てみたけど、お兄ちゃん役がイケメンで、割と丁寧な演出、主役の女の子は近所にいそうな親近感はあるけど、それだけだったなあ。

私の奴隷になりなさい第3章 おまえ次第(2018年製作の映画)

1.5

毎熊克哉目当てに観賞。シリーズものだけど他は未視聴。
毎熊さんのちょび髭はアリなのか、なんで本屋のお姉さんはMになりたかったのかなど色々わからないまま終わってしまった。
ペニバンのシーンは良かったです
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透明人間(2019年製作の映画)

3.8

自分の言っていることが周りに全く信じてもらえない恐怖がぞわぞわした。
カメラワークもいいしサイコスリラーとして途中まですごく楽しめた。
最後、あ、ホントに透明になるんだ、とは思いました。

情愛中毒(2014年製作の映画)

3.5

まず韓国って軍の上層部とはいえ戦争中でもあんなゴージャスな生活してたのが驚き。奥様方の衣装といい、だいぶアメリカナイズドされてて見てる分には楽しいけどホントに?と穿った目で見てしまった。

ソン・スン
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犬猿(2017年製作の映画)

3.8

新井浩文のガチ感がえげつなかった。一人だけホンモノだった。
ニッチェ江上さんの役が可哀想で辛かった…あんだけ有能なら社会的地位の高さで自己肯定感を補充できても良さそうだけどそうもいかないのでしょうね…
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地の群れ(1970年製作の映画)

3.5

ニワトリに食らいつき、生きながら焼かれるネズミの群れ。集団でつかつかと歩くシスター達。暗闇から延々と投げられる石のつぶて。被爆者差別と部落差別。差別されるもの同士の憎しみ。この世の地獄を描く重く暗い作>>続きを読む