うちむらさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

アムステルダム(2022年製作の映画)

2.0

出てる人たちは豪華。それだけ。その俳優さんたちをみる楽しみしかなかった。

落ち着きがなく散漫でしつこい演出…総じて面白くない。
130分が長く感じた。

(2000年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

自ら渦に飛び込む男と女。

グロテスクな魚の脇役が効いてる。

ダークファンタジー?シュール?
なんとも風変わりだけど、不思議と観ちゃうやつだった。

中絶後の胎児の扱いに衝撃。

モンテーニュ通りのカフェ(2006年製作の映画)

3.5

ジェシカ(セシル・ドゥ・フランス)の笑顔は、光が出てて周りが明るい白になってるような輝き。発光してる。
ジェシカが働くカフェに馴染みのお客さんとの交流は、サラッとフワッと気分を軽くしてくれる。

おば
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時の支配者(1982年製作の映画)

4.0

音が惑星、宇宙にいるような不思議な感覚にしてくれる。音と間のせいか、静かでベースに悲しさが広がっているような感じ。
宇宙船やハスの花の妖精たち、全体主義者達のデザインがいい。
王女が歌う子守唄やエンデ
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彼女とTGV(2016年製作の映画)

3.7

30分と短いながらも、伝わるものは十分すぎるほど。
ジェーン・バーキンの笑顔は最高だった。

アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

延々とジンの物語を聞かされる、それが浅くて感情移入できる間もない。そして、現代もうす~い愛の解釈描写。
「愛とは与えることよ」とか、口に出して言われた時、いやそうかもしれんけど、あまりにもチープな感じ
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.9

人間は脳の10%しか使っていない。そのパーセンテージを上げて覚醒させるとどうなるか…

ちょっと夢みたいな話だけど、スカーレット・ヨハンソンの良さも相まって、観たままを受けいれられて楽しめたけど悲しい
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.6

役所広司の存在がやはり大きかったということがわかった2作目。
1作目に比べて重石になる役者さんがいない。ヤクザ側の組長、会長役の人たちも軽すぎて締まらない。ヤクザに欠かせない仁義、忠誠、上下関係もない
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

2.5

私には、これはホームズではなく、トニー·スタークに見えた。タイトルにホームズと掲げるのなら、もう少しホームズらしさがほしい。
これならオリジナルでバディもののアクション映画作ればいいのに。

ロイ・ビーン(1972年製作の映画)

4.0

時代の変化への寂しさを感じた。
西部劇の世界はもうないことの哀愁、現代社会への皮肉みたいなものも。
ロイ・ビーン(ポール・ニューマン)とマリアとクマ、いつも一緒だった二人と一頭のあのシーンが、とてもい
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恋恋風塵(れんれんふうじん)(1987年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

静かすぎるくらい、主役二人が無口すぎてもっと喋って思いを伝えれていれば…と思ってしまった。
おじいちゃんと話す最後のシーンよかったな。
少年ワンの父への思い、母への思い、少女ホンへの思い、長男としての
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奪命金(2011年製作の映画)

3.4

なけなしのお金を持った老婦人が、投資初心者なのに老後の蓄えにと、ノルマ重視の銀行にカモにされる姿が痛々しい。

ヤクザ社会の凋落の下、無くなりつつ仁義忠義をとぼけ風にも頑なに守るラウ・チンワン演じるパ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5

ジェイミー・リー・カーティスはカッコいいけど、名探偵ブノワ(ダニエル・クレイグ)はなんか冴えない。
名探偵たるもの警察よりぬきんでた明察さが欲しいのに、警察と同様後手後手で、ただのおじさんに見えてきた
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.2

ティモシー・シャラメはやはり相当美形。
ジョニー・デップのウォンカが陰でこちらは陽。全く違うことに面食らった。
歌と踊りは楽しいところもあるけど、それ以外はなんか今ひとつ心躍らなかった、ざんねん。

ブラック・サンデー(1977年製作の映画)

3.7

憎しみ悲しみの連鎖。

イスラエル側モサドのカラコフ(ロバート・ショウ)が、自分の仕事に疑問を持つところが救いだった。

パレスチナの女がなぜ強い意志を持つテロリストになったのか、そうならざるを得なか
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.6

実話。爆発の衝撃や悲惨な現場、はげしい銃撃戦、ひとりの警官の無惨な殺され方など実際に起きていたことを知ることはできたし、テロ犯に怒りを感じた。
でも、テロ犯の背景の深掘りがないので、ただの被害妄想的な
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リトル・ロマンス(1979年製作の映画)

3.5

哲学好きでIQ167の女子と映画好きでこれまたIQが高そうな男子の初恋逃避行。
ダイアン・レインがとてもきれいで、ジュリアスおじいちゃんが協力したくなったのもわかる。継父のリチャードも子供たちの良き理
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.0

あまりこの世界に入っていけなかった。一途とストーカーは紙一重、描き方で変わると思うけど、私にはストーカー寄りに見えてファンタジーではなくなった。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

1.5

ナレーション多すぎて、もはや画は付録かと。心情を想像させる余地なしだから、演じるのは楽ではないかとさえ思った。絵日記読んでもらってるみたいな。

セリフがウケ狙いのようでさむい。
生活臭のないきれいな
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.9

少々暗めで落ち着いたスパイ物。下手な人がいない、じっくり集中して観てしまう感じで好きだけど、モグラ発見時の盛り上がりはさほど。

抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

レジスタンス運動で捕まり死刑宣告を受けたフォンテーヌ中尉が、脱獄不可能と言われる監獄から脱走しようとする。

もうハラハラ・ドキドキ。
終盤は観てるだけのこちらまで自然に耳を澄ませ、持ってるマグカップ
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殺人の告白(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

どんでん返しオチはいいのに、いずれのカーアクションもやり過ぎで冷める。ヒョング以外に警察いないのか?!と思えるシーンも同じく。
時効成立まで残り数分しかないのに、ヒョングの周りでボ~と立ってる刑事って
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不能犯(2018年製作の映画)

1.8

多田刑事(沢尻エリカ)のシーンになると我に返る。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

音を映像で表現するところで、のだめがひくピアノから音符が飛び出したのを思い出した。

宮本大の猪突猛進ぶりが機械のようで人間味があまり感じられず、玉田にもっと焦点当ててほしかったくらい。

何から何ま
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C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

心の傷みがめちゃくちゃ伝わってきて、もう生きていくのつらそうで、でも、生き続けるといつかは生きやすくなるよと教えてくれるような作品だった。

父、ザック、天敵の次男レイモンの葛藤と苦悩、母の愛情、どれ
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桃さんのしあわせ(2011年製作の映画)

3.9

家政婦として60年働いていた桃さんが倒れた!
介護問題のお話。

高齢者施設の高齢者たちの様子、実母を介護する娘の兄に対する嫉妬など、ほんの一部分であるにしてもあるある描写。

介護度、身体症状、認知
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ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

高卒男子4人組カッターズの模索の日々。

アイドル的存在と同化したくてあれこれ真似することや、好きなものがモチベーションのひとつになるのもよくわかる。
デイブが憧れのチンザーノのトラックの後ろを自転車
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マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985年製作の映画)

4.2

病気の母と兄の3人家族で、ママと犬のシッカンが大好きなイングマル少年。自分の辛い現状をもっと辛いだろう人と比べて、まだマシだと心に蓋をしつづける。まるで辛く厳しい冬を寡黙に耐えているように。その姿が丁>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

濃い内容なんだけどあまり抑揚がない。面白くないわけじゃないから観てはいられるんだけど。

あのラジオ劇?スピーチのシーンいるかな。監督本人だから必要なのかな?3時間位までは集中していたのに、その後が途
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血ぬられた墓標(1960年製作の映画)

3.7

モノクロフィルムの全てがあからさまにならない靄がかかったような映像が、オカルトの怖さを増大。

部屋をパノラマみたいに左右にゆっくり映すシーンは、なにか見えたり出てきたりするのではないかと、心理的に怖
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吸血鬼(1967年製作の映画)

3.8

ノリはB級ぽいけどわざとそうしてるように思えるA級作品だった。
衣装や舞台に手が込んでるし、とぼけた味わいのある面々に笑える。雪山での追いかけっこ、舞踏会のシーンやら。

全体的に絵本のような味わいで
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吸血鬼ノスフェラトゥ(1922年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

サイレント。
照明技術のせいか、昼夜の違いがわかりにくい。でも、技術不足をカバーするような工夫があってうれしくなる。建物に当てる光で太陽がわかるし、シルエットで吸血鬼の不気味さがわかる。そもそもノスフ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

芹沢が出てきた中盤辺りから話にも人にも動きが出てきてよかった。

三人の名付親(1948年製作の映画)

4.5

ストーリーもさることながら、映像の素晴らしさに惹かれる。それは冒頭からすでに感じ、途中砂漠を馬で駆けるシーン、砂嵐のシーン、日光の強さ、煙……などなどラストまできっちりと散在していた。映像にかける強い>>続きを読む

ムーミン谷とウィンターワンダーランド(2017年製作の映画)

3.6

ムーミン谷にクリスマスさんがやってくる!お迎えするのに大忙しのムーミン一家。

おもてなし、人に分け与える大きくて温かい心、すなわちクリスマスの心をムーミン一家は見せてくれる。素敵なお話。

フェルト
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