うちむらさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ノスフェラトゥ(1978年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「吸血鬼ノスフェラトゥ」とほぼ同じだった。忠実なリメイク、敬意が感じられる作り。
イザベル・アジャーニは妖しい美しさが際立っていて、こちらのほうが存在感あり。
ノスフェラトゥはオリジナルのほうが不気味
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.2

純粋にこわい。お化け屋敷で感じるようなこわさ。なんだあれ?

青いガーディニア/ブルー・ガーディニア(1953年製作の映画)

3.3

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これはあんまりおもしろくなかった。誰が真犯人か気づいてないふりしてるだけかと思ってた新聞記者は、ほんとに気づいてなかったというガッカリ感。

友人のアン・サザーンがよかった。

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.1

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おもしろかった。なるほどそういうことかのフクロウの中盤から一気に張り詰めたような緊迫状態が続いてハラハラドキドキ。王様ユ・ヘジンの怪演でますます募る緊迫感。
終盤、天を仰ぐ真実の目の美しさは心に響いた
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サルバドル/遥かなる日々(1986年製作の映画)

4.2

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1980〜81年、内線が始まる寸前のエルサルバドル。
新聞記者リチャード(ジェームズ・ウッズ)が乗り込んだ地の政治的不安定さを迫力あるシーン混じえて描写、また逆にそこは癒しの地でもあるというのも描かれ
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.8

トム・ホランドとマーク・ウォルバーグの組み合わせ、なんか良かったなぁ。

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

-

サバイバルのはずなのにそんな雰囲気はサラサラ感じられず。ロマンチックコメディとしてもロマンチックじゃないし笑えないし、本気で映画作る気なかったんじゃないかとさえ思える。
全くおもしろくなかった。

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Dr.Tと女たち(2000年製作の映画)

3.2

女運がほとほとないDr.T。かわいそうなくらい。竜巻にのみ込まれる撮り方が、風変わりでおもしろい。

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.5

危なかっしい90歳間近の男のロードムービー。道中出会う色んな人たち(子供も)の優しさは救い。

幸せの始まりは(2010年製作の映画)

3.4

リサ(リース・ウィザースプーン)をみつめるジョージ(ポール・ラッド)の目が優しくて、恋する気持ちがよく分かる。
三角関係の男女役、お父さん役と主要俳優さんが好きなのでそれだけで楽しい。それに加えて妊婦
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サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

4.1

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ジン·チョウ(チョウ・ドンユイ)の美しい透き通った水のような、まさしく透明感たるや。
文化大革命の下で若い二人の隠れながらのデートにハラハラドキドキ。告げ口されたら希望の道には進めなくなるジン·チョウ
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王と鳥(1980年製作の映画)

4.0

音楽が美しい。絵も色も好き。自由を奪うことへの強い怒りを感じさせるラストも素晴らしい。

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.7

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ドライビングもアクションシーンも、ハードでクール。
カギとアップルウォッチらしき時計などの活かし方もよかったし、たるみなく進む展開もしかり。

ここでの警察官の悪人ぶりはそうそういない類かも。

シー
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.4

久しぶりに観たけど、すごくおもしろかった。小さなエピソードまできちんと後に繋がるうまさ。
初めて観た時から忘れられない悪役アラン・リックマン。

ジョアンナ(1968年製作の映画)

3.7

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ジョアンナには打算や悪意、嫉妬など人間の悪意がなく純粋で無邪気。みんながジョアンナを好きになる。
愛を信じて自由に優しく可愛く生きていくジョアンナ。
ピーター(ドナルド・サザーランド)との海のシーンよ
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ケロッグ博士(1994年製作の映画)

3.4

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健康促進法に勤しむブルジョワたちを堂々とバカにしてる。言われるままに馬鹿なことしちゃってるお金持ちたち。笑えるけど、おじさんの裸はもういいです!状態。
ケロッグ博士の息子とのエピソードはなにげに良かっ
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ネットワーク(1976年製作の映画)

4.0

痛烈なメディア、特にテレビ業界批判、「あんなものを信用するな!」という強い警告で貫かれていて面白い。視聴率さえ取れれば倫理観も塵のよう。

ハワード(ピーター・フィンチ)に、しっかりしろ!疑うんだ!と
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

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リアルから離れた世界観を作り出してる映像によって、グロさエロさは薄まっているけど、なかなかにショッキング。
エマ・ストーンの体を張った熱演にはただただすごいとしか言いようがない。
でも、正直あんなに何
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ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

3.7

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湿度を感じるようなムサッとした空気感。
数年後クロチルドに再開した時のジュリアンの老けメイクがわざとらしい。クロチルドの経年はさほど感じないのにジュリアンだけ老年化してる。これは、別離後の二人の生き方
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.0

なんだかなぁ~
テーマは好きなのに素面で観終わった感じ。アンソニー・ホプキンス以外に魅力ある人がいなかったせいなのか。
持ちたくもない能力がもたらす苦悩は深いと思うんだけど、満を持して出てきた犯人の描
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.8

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ハラハラ要素があるウィルス感染テロ。お芝居がみんな上手、特に犯人役の人のなんとも言えないイヤな雰囲気はこわかった。

人間の自分さえ良ければの行動とその反対や国家の判断などあるあるシーンが同時進行でま
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呪いの館(1966年製作の映画)

3.0

呪われた村にやってきた医者は、村人をバカにしてハナから聞く耳持たず。
不安感を煽る陰湿な村の雰囲気と
幽霊の目の動きが怖かった。

恋するシェフの最強レシピ(2017年製作の映画)

3.4

料理が取り持つラブコメ。
ションナン(チョウ・ドンユイ)は一見普通の子に見えるけど、表情と動きでひきつけられる。ただ、シェフなら髪の毛まとめるとか清潔さがほしい。あれじゃ不衛生。

1票のラブレター(2001年製作の映画)

4.2

タイトルから想像してたポップな話ではなかった。
でも、不思議と目が離せない、そして、切ない余韻と自分は井の中の蛙だとパンチされたみたいな鑑賞後。

音楽は波の音という序盤から耳を澄まして、選管の女性と
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

4.0

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持つべきものは友達と喝采したくなるラスト。
男も女も相手が誰であれ、恋をするとこうなるよねって、あるあるづくしのわかるわかるづくし。
バンバン♪のときは笑って、時々笑って、そしてとても胸が苦しくなるけ
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.0

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5時から7時まで2時間のクレオの動きそのままから、生きてる!生の躍動そして喜びが見えてくる。
街も木々も人々も気まぐれクレオもみんな生きてる。

死の恐怖にありながらも、帽子欲しくなったり、公園で踊っ
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テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

不思議な空気感。ユタ〜と心地よい。
時代の変化でテーラー業は追いこまれている厳しい現実にありながらも、いつもと変わらずキチンと身支度して黙々と現実に向かい合うニコ。それが、悲壮感じゃなくて、地味に元気
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男と女 人生最良の日々(2019年製作の映画)

4.0

もうこれでこの二人ジャン・ルイとアンヌには会えないと思うと淋しい。大好きだった「男と女」の3作目。いい終わり方だった。
ふたりともかっこいい。
歳を重ねれば重ねるほど、しみじみ好きになる作品だと思う。

ザ・ドライバー(1978年製作の映画)

3.5

出てくる運転手さん、みんな運転上手。パトカーも含めて。

その目に睨まれたら動けません(⁠~⁠_⁠~⁠;⁠)という感じのイザベル・アジャーニ。この人が出てくると、雰囲気がピーンと張り詰める。
イザベル
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野いちご(1957年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

モノクロの美しいこと!
夢シーンの光彩の変化、その輝きは目に焼き付く。その夢の棺桶と時計がこれからのストーリーを暗示するうまさ。

老年の男は仕事を讃えられた授賞式参加の旅にでる。それは計らずも人生を
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ワールド・オブ・ライズ(2008年製作の映画)

3.4

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ラッセル・クロウ演じるCIAの上司エドは裏切ってばかりで、窮地に立たされるロジャー(レオナルド・ディカプリオ)。
何より信を大切にするというヨルダンのハニ(マーク・ストロング)。アラビアのロレンスもア
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緋色の街/スカーレット・ストリート(1945年製作の映画)

4.0

エドワード·G·ロビンソンが上手いのか、ファーストシーンからこの人となりやハマるであろう不幸の沼が見えるようだった。
こうなってああなってという話のつくりがうまい。

雪山の絆(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

1972年アンデス山脈に墜落した45人乗りの飛行機事故、生存者たちが72日間雪山でどのようにして生き延びたかの実話。雪山、自然の厳しさおそろしさ、太陽の偉大さと共に人間の生命への執着の強さをみた。>>続きを読む

ジェントルマン(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

小細工に溺れた感じ。
チュ・ジフン主演で、笑いでもアクションでもサスペンスでもいいから、もっと直球でガツンとくるものを期待してたのに……

わざわざあんなややこしい筋書きにしなくていいのに、実は~だっ
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.1

ハラハラした~
潜水艦の人たちも、特殊部隊の人たちも誰にも死んでほしくなくて。
ここでのジェラルド・バトラーは、こんな艦長だったらいいなと思える役柄で似合ってた。
ハラハラドキドキ、そして熱いという充
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.6

いや~な気持ちになった。
洗脳のこわさ。
ここでは家族だけど、学校でも国家でも色んなところで同じ危うさをはらんでいる。支配に都合の良い世界しか見せない、情報遮断、洗脳に邪魔な奴は痛めつける。

それで
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