ゆらさんの映画レビュー・感想・評価

ゆら

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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

3.5

フラストレーションをフラストレーションのまま昇華しないことに対する奇妙な安らぎみたいなものがあるのかも。

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

3.5

・ユーゴスラビア挽歌。雰囲気は違うのだけど『皇帝の胸像』を思い出したりした。
・もっと耽美な作品なのかと期待していたのだが、そうでもなかった。良いシーンも勿論あったのだけれど(結婚式とか)
・生きるこ
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

2.5

強い文脈依存性と中途半端な主観性のせいで普遍的な作品たり得ていない気がする。

ブルークリスマス(1978年製作の映画)

2.5

・序盤の冴えは流石喜八と唸ったけど、中盤以降は少しタルい(見所は無論あるけれど)。
・アメリカパートは目に見えて冴えないカット割りになってしまっているのが悲しい。
・出てくる俳優皆渋くて痺れる。
・プ
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.0

イーストウッド作品の画面ってこんなんだったっけ、悪い意味ではなく。

暗殺者の家(1934年製作の映画)

3.5

・おーっ!となるカットやシークエンスが割りとあり、良かった。
・教会で歌い出す所は声を出して笑ってしまった。
・銃撃戦もなかなか迫真性がある。
・ピーター・ローレはやはり強い。

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

・ヌルっとお約束をなぞったり裏切ったりする空気が心地良い。
・ジャーマンプログレっぽい曲とか、地味に音楽が良い。
・イギー・ポップが想像してたよりがっつりイギー・ポップで笑ってしまった。

間諜最後の日(1936年製作の映画)

3.0

・原作サマセット・モームなんだ。
・ピーター・ローレがめちゃめちゃ良い。
・スパイの正体が分かってからの展開が鮮やか。
・ケイパーが殺されるあたりの嫌な緊張感が素晴らしい。しかし不憫すぎる……。

ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.5

・冒頭のモノローグから痺れるほど格好良くてワクワクしたし、良いシーンもたくさんあったけれど、『グッドフェローズ』や『カジノ』ほどのドライブ感はなかった。
・かかってるストレスの非対称性と、フランクの圧
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救命艇(1944年製作の映画)

3.0

・煽り立てる音楽に沈む煙突というオープニングから否応なく気分を煽られる。クローズドシチュエーションで全編通して弛緩した部分が全くないのは見事。
・時代的なものもあるのだろうけれど、露悪に走らない品の良
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

2.5

・ブラック・パワーに完全に共鳴することのできない主人公、捜査に関わっていく中で差別のことを意識し始めるユダヤ人の相棒等、意外と重層的な描かれ方をされていて、そこはよかった。まあ人種差別というテーマを扱>>続きを読む

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.0

・ミニマムな構成と視点転換で"THE BEST OF NEW YORK"を鮮やかに描き出している。
・その意味では軍隊時代の短い回想は未練だなと感じた。アメリカの良心を描く者として入れたくなる気持ちは
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東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

2.0

・意外と説明的で退屈。
・冒頭の左門が斬られる所、直助が斬られる所、クライマックスの立回りは良かった。

ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

2.0

・とにかくデ・ニーロ扮するマックスが魅力的。
・ヒッチコックっぽいが、サスペンスが足りない。
・背景として南部の保守的な空気が所々垣間見える割にそれが作品の基調として生かされているまでには至っていない
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

2.0

変に凝った脚本でない分マシだが、やはり面白くはない。

カジノ(1995年製作の映画)

4.5

天晴れという感じ。Devoの痙攣的なリズムがピッタリだが、『グッドフェローズ』と比較すると、主人公の相対的な落ち着きが良くも悪くも映画全体のトーンを決めていた印象。

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

2.0

・面白かったけど、脚本はもっと練れたのではと思う。中盤はちゃんと映画になっていない、終盤のリアリティラインのチグハグさ。
・中盤以降も繰り返しの快感と重みを活かして欲しかった。
・あと舞台設定はもっと
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

2.5

・散漫さに意味を持たせるには一貫し過ぎだし、一貫した意味を持たせるには散漫過ぎる。
・ご本人達演技上手すぎ。

アウトポスト(2020年製作の映画)

2.0

アフガン版『ブラックホーク・ダウン』といった趣だけど、本当にセンスがない。

桜桃の味(1997年製作の映画)

3.5

シチュエーション寓話。ラストは予想外すぎて思わず笑ってしまった。

サタンタンゴ(1994年製作の映画)

4.0

意外とちゃんと寓意的な文芸映画しているが、眼目は動きのスペクタクル。

鉄路の闘い(1945年製作の映画)

3.0

・ダイナミックなリズム。
・やはり処刑のシーンが印象に残る。汽笛。

汚名(1946年製作の映画)

2.0

鍵を背中越しに回す所とアリシアが倒れる所とエンディングは良かった。

地獄の警備員(1992年製作の映画)

2.5

ホラーもサイコもドラマも足りないけど、なんか好き。