懐玉・玉折 : ☆4.6 渋谷事変 : ☆3.8
懐玉・玉折編は傑作だと思っている。
(チェンソーマンアニメで賛否を呼んだ)写実的アプローチとケレン味溢れる映像表現のバランスが絶妙すぎる。常に対比させ、2人の今後を暗示する演出や雨→拍手の流れは白眉。
5話構成の短編なので、この人の描写がもうちょい欲しかったかも...などと思う所は勿論あるが、夏油の物語として大変秀逸。櫻井孝宏さん、中村悠一さんは天才だなと再確認。
一方で渋谷事変編は所々に秀逸な演出はあれど、間延びしている感じがどうも否めなかった。戦闘シーンは白熱していたが、それが全面に出過ぎていた気もする。
イクニ作品やシャフトっぽい演出を入れてきたり、ほぼ『シン･ゴジラ』っぽい演出の最終話など、見てて面白いと感じる部分は勿論あったので最後まで見れた。
ほぼ惰性で見てた部分もあった1期と比較すると、満足度がとても高い。御所園翔太監督には今後も注目していきたいなと思う。
