かなり丁寧に作られていたと思う。背景美術だったり、手話の作画だったりがとてもなめらかで綺麗だった。良い演出もあった。
好きな少女漫画原作のアニメは多いのだが、今作はさすがに夢想的すぎてノりきれなかったかなと。嫌いではないんだけどね。全体的に上手くいきすぎやぁ〜。
ろう者と健聴者との恋愛を描くのであればさすがにもっと障壁はあるだろうし、逸臣は理想郷すぎる。というか、手慣れ感が凄すぎて雪ちゃんが心配になる。桜志ぐらいの人間臭さ、隙を見せてほしかった。
桜志を掘り下げる回と心の過去回はめちゃくちゃ良かった。諸星すみれさんの声は大好きなので、ポエムは耐えられました。
(脚本家の方が舞台手話をやっている方でもあるので、ろう者に関しては自分よりよっぽど理解があると推察できる。自分の今作に関する見解は、野暮な側面が強いのかもしれん)