どうしてこうなった感が強い。
監督も変わっていない(ドワーフの小林監督)。主要キャストも変わっていない(多部ちゃんに山田君など)。なぜなのか。けっこうスタッフごっそり入れ替わってない?
まず脚本から荻上直子氏が外れている。これが大きいと思う。リアルな映画的目線がなくなった。
脚本を担当しているのはヨーロッパ企画。さいきん邦画界隈で名前をよく聞くんだけど、仕事詰め込みすぎなんじゃないのか。ホイチョイプロダクション化してませんか。
そしてキャラクターデザインからフランチェスカ・ナターレ氏も外れている。この影響あんまり詳しく分からないんだけど、前作の人形デザインと、セットとかのアートディレクションめちゃくちゃ好きだったので、今作のキャラクターとか背景の雑然とした感じが目についた。
そしてストップモーション。なんだろう非常に手抜きが目立つ。ストップモーションアニメでCG使っちゃやっぱダメなんだよな。めちゃくちゃ手間のかかる、非合理的な手作業をえんえんとやっているからこそのシズル感というものがある筈なんだよな。
なんなら主要キャラ以外の背景、全部CGだったりする場面も目立っていたし。「ゲームのなか」というテイで画面丸ごとCGだったりする場面もあった。
コロナ禍でいろいろあったんだろうなという想像はつく。想像はつくがなぁ...。