ねっしー

バンブーブレードのねっしーのネタバレレビュー・内容・結末

バンブーブレード(2007年製作のアニメ)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

生徒の方の主人公(たまちゃん)はいいキャラでした。
先生の方の主人公は普通の嫌い寄りですね……

他にも面白いキャラがいます。
ドジっぽいけど、剣道では気迫がある東ちゃんは、ドジキャラなのに吊り目なんですよ。
珍しいけどキャラにあっていて面白いです。

センザンコウもいいです。
石田彰ボイスのちびャラが癖になります笑


ストーリーは基本微妙です。

大人たちが生徒の負けを願っているの最低ですね。
勝ちしか経験がないからという意図は分かるのですが、本人にお前は負けた方がいいと言うのは正気を疑います。


最終回での急な寝取られっぽい展開もいらないんじゃないでしょうか。

個人的には、ダメダメだった主人公先生が、真人間になりつつあることを、同僚から惚れられていることで表現しているのだろうと受け取っていました。
センザンコウのあれは惚れている的な発言もありましたしね。

そういう部分をひっくり返しているのに、結婚・妊娠が物語に貢献したところもないのがなんとも言えません……
あれだけでスコア0.2下げました。


怪我をさせた適役の大将に対する罰の描写も物足りないです。
突きを食らってビビるだけで、試合には勝たせてもらっていますし。
これまでにも嫌がらせや怪我をさせてきた刑事罰級の悪に対する、同等以上の罰がないとカタルシスがありません。

暴行事件を起こした2年についても、新人イビリという犯罪行為を行い、多くの部員を退部させてきたのに爽やかに辞めている感じが納得いきません。
後輩できた弟と妹も性格と人相が悪くて嫌いです。

どっちも苦しめとまでは思わないけど、全然スッキリしませんでした、
罰に関して、ネガティブな描写を入れたくないなら、そもそも卑劣な敵を用意しなければいいだけですからね。


本作は上記2点のような細部の顛末が下手に感じます。
視聴者の感情や考えを考慮できていないのでしょう。
















スポーツものは、漫画では一番作りやすいジャンルかもしれません。
現代世界の日常で「目的→解決」を簡単に量産できます。
ねっしー

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