OPの湯浅節が陸海空にわたって冴えわたるのが軽快だった。
ショートエピソードめな始まりから、海上でのごりごり殺しの殺伐とした展開。長い一夜の物語をまるっと。
それにより自然と「ファミリー」から、ヨルは仮面武闘、ロイドは気疲れの休暇、アーニャは自由と裏工作、とそれぞれが個別でミッションを進める「スパイ」の部分がフィーチャーされたように感じた。
映画と同じく華を飾るのはやはりヨルの躍動で、花火をバックに血飛沫を咲かせる立ち回りはまさしく華麗ないばら。
そしてキャラ立ち過ぎな敵やヨルのふんわりさで、どれだけシリアスな場面であってもコメディとしてリアリティレベルを抑えてあるのがどこか心地よくて、絶妙な気軽さで観られる。
なんだか挿入歌も充実していてちょうど良く楽しめた。
