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響け!ユーフォニアムのtjrのレビュー・感想・評価

響け!ユーフォニアム(2015年製作のアニメ)
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まず画力がえげつない。さすが京アニクオリティ。
楽器の複雑なパイプや光沢に一切の手抜きが無く、だからこそそれに負けない背景の美しさ、エフェクトの細やかさ。

ビジュアルが完璧だからこそ、大仰な演出でも白けない。
細部まで完璧だからこそ、超クロースアップや一人称視点などの自由なカメラワークがより生き生きしている。

演奏の良し悪し、音を合わせた時の感動など、吹奏楽未経験でも分かるクオリティなのが素晴らしい。

祭りの回と最終回は気づいたら泣いていた。

【2024/5/9 再鑑賞】
当時も凄まじいと思っていた画力も、技術の進歩か予算増加か、シーズン3に比べると見劣りしたのには驚いた。
しかし、8話の祭でのデュエットや12話の“上手くなりたい”のダッシュ、13話のコンクール本番など、ここぞという時のクオリティはやはりとてつもない。
全体的に間が詰まった忙しない印象だが、13話に収めなければならないため仕方ないか。良く言えば余裕のない1年生編としては相応しいテンポだったのかも。
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