【アイドルを苦しめるのは、いつだって「好き」の感情】
「〇〇くんの共演者がコロナ！？〇〇くんに移ってたら責任とって死んでほしい」ってつぶやきを見まして。今年は特に、好きの感情とは本当に強く攻撃的だと感じました。そういういろんな声を受けて、何も感じてないように振る舞うにも限界があるでしょうにカメラの前ではやってる人たちを、尊敬します。
九条天ほどの覚悟でいるアイドルは少ないかもしれないですが、そういう方のファンは幸せだろうなぁ。
話変わりますがこの作品の裏テーマは「きょうだいの絆」だと捉えていまして、この2期はそれが特に色濃く表現されていたと思います。
私は「絆」という言葉が好きではありません。そもそもの語源が「家畜を繋いでおくための綱」という結構利己的なイメージの単語なのに、昨今は超ポジティブな意味で使われるのが違和感すぎて嫌なんです。ただ、だからこそ、今作のきょうだい達には「絆」という言葉を使いたくなるのです。
親子と同じぐらい濃いきょうだいの血。生まれる前から繋がれていた切れない縁。そのダークサイドも描くところが逃げないシナリオで引き込まれるんだなぁ…苦しいのに見ちゃうんだなぁ…
