デスゲームをしっかり研究して、デスゲームらしい葛藤や人間の醜さみたいなものがふんだんに描写されているストーリー展開でとても質が高い。映画クオリティでありながら映画よりも長尺で描いているので深さもある。
やはり韓国映画はバイオレンスとか人間臭さを描くのは一日の長があるし、役者もうまい。特に老人役の役者の人は東野英二郎みたいで演技も表情も味わい深かった。
セットや美術の豪華さ、説得力がとても良い。お金を適正に使ったドラマという感じ。
今際の国のアリスも悪くはなかったが、ありものを使っていて、独自で組んだセットじゃないものが多かった印象。
ゲームの内容や時々ゲームでもなんでもなくてただの殺し合いになるあたりは日本のデスゲームにもありがちだけど、コンセプトブレちゃっている気がしてあまり好きではないかな。
とはいえ、デスゲームモノの中では最新にして最高の作品ではあると思う。