あーる

カササギ殺人事件のあーるのレビュー・感想・評価

カササギ殺人事件(2022年製作のドラマ)
3.6
✔映像化が難しいと言われた、
過去と現在、空想と現実が入り組んだ物語を
原作者自ら製作と脚本に関わることにより
見やすく、斬新なドラマとなっています

✔私が面白いと思ったポイント

①英国ミステリーだけど明るい!(失礼なw)
じめじめしてない。
むしろ、田舎の風景も登場人物の性格もカラっとしていて
皮肉のあるコメディ要素も軽く見られました

②古風なミステリーと現代のミステリーと
1つのドラマで2つ味わえてお得!笑
古風な方は、舞台は1955年です

③主人公のスーザンが、小説に没頭して
物語に入り込むシーンや、そこから突然現実に引き戻されるシーンなどは
本が好き、映像作品が好きで没頭するタイプの人間には
「あるある!」な共感をもてる表現で見ていて楽しかった。

✔私は原作小説を読んでいませんが、
原作とはまた違う進み方をするらしく、
原作ファンの期待を裏切らないドラマとなっているようです。
小説➡ドラマ、ドラマ➡小説どの順でも
楽しめそうかな、と思いました。

ここから正直な感想…
面白かった、が、
「めちゃくちゃテンション上がる!」というわけでもなく、
質のいい「火曜サスペンス劇場」を見た感じ。笑
ミステリー要素も面白いけど、ヒューマンドラマのパートが
増えてきて…
原作者のアンソニー・ホロヴィッツさんは
アガサ・クリスティーが好きで
本作でも愛のあるオマージュが
ちりばめられているらしいですが、
私にとってはアガサ・クリスティーのミステリーより
こっちの方が見やすかったかなぁ、と思う。
堅苦しくなくて見やすい。

そして、なんといっても
「消えたミステリー小説の最終章を捜せ!」な
雰囲気が個人的には好みで
序盤のわくわく感が良かったなぁ。

✔1つ残念ポイント
イケメン、不在!!笑
若くなくてもいいんだけど
イケオジ枠欲しかった~笑


🌟🌟🌟⁡
⁡▶カササギ殺人事件
全6話

📺hulu配信
📺アメリカ製作
📺ミステリードラマ
📺主人公を演じるのはレスリー・マンヴィル
📺原作者のアンソニー・ホロヴィッツが
製作総指揮と脚本も手掛けている
📺同名の原作小説は
・週刊文春ミステリーベスト10
・ミステリが読みたい!
・このミステリーがすごい!
・本格ミステリ・ベスト10
の各海外部門の4冠の達成や、
本屋大賞翻訳小説部門第1位など
日本でも高く評価されている。

あらすじ
主人公のスーザンは、人気の
推理小説家アラン・コンウェイの
担当編集者である。
彼女のもとに「名探偵アティカス・ピュント」の
最新シリーズが届くが、肝心の最終章が無く…
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