このレビューはネタバレを含みます
まず作品として
恋愛バリバリの作品かとおもったら
全然そんなことなくて
友情とか家族愛とか、それぞれの視点や想いがちゃんと描かれていたし
キャストがみんな好きな方ばかりで
特に夏帆さん、風間くん、山崎さん。
彼らもきちんと役柄として役割があって
どの登場人物も私は好きになった
あと音楽がとても良い。劇伴もそうだし
主題歌が全部観終わった後見返すと
本当に作品のための歌になっていて
作品全部がこの作品を作ることに真剣に向き合っているように感じた
個人的には
聴者とろう者の恋がテーマなのは間違いないが
物語の根幹は
想くんが聴覚を失ったことで
喪失を体験して
そこから感じた恐怖とか苦しみについての話なんだと思うんだけど
そこについて、自分にとって
いまこの時にこのドラマを観たことが
不思議な縁を感じていて
これは自分の物語でもあるんだと思えた
1人で生きてくことをどこかで考えている中で
ほっとかずにいてくれる周りの人達への感謝を感じつつ
いつまでも戻ってくる絶望にお別れする日を
予感してもいいのかな、なんて思えた
01.想がいなくなった理由、一緒に聞いた音楽
02.手話を覚える紡ぎ、泣かせたくなかった
03.湊斗の喜怒哀楽、振り向かない背中
04.元のみんな変わらないところ湊斗の決意
05.湊斗と一緒にいた紬ハンバーグと髪ゴム
06.想と奈々、聴者とろう者とそうでない想
07.話さない想、紬と奈々の会話伝わる手話
08.一緒にいる事の負担したいからしてる事
09.佐倉家の気持ち、思い出のジャケットCD
10.拭えない不安、絶望にとらわれている想
11.言葉を贈る方法想いを紬ぐお裾分けと交換
