王道のヤンキードラマとはまた違う。
品川脚本で会話の応酬が面白い。
結構笑える会話のラリーもある。
そして、部分部分で演出的にかっこいいな思うところもある。
達也たちがご飯屋で食べてるところに、赤城と加藤がガラス割って乗り込んでくるところだったり、その後の車で相手側に乗り込んでいくところで、車のボンネットを滑りながら座席に乗るとこはなかなかカッコよかった。
ただ、ヒロシがヤンキーデビューした割には、とにかく弱く、金蹴りなどセコいやり方で勝とうとする。口だけは達者。
そこが今作の面白みではあるんだけど、乱闘でスカッとするところでストップかけられ有耶無耶っとしたりするので、どうもノリきらない。
あれだけ、クレイジーっぷりを見せつけられた最凶の元ヤクザの片桐が、ヒロシに対してただのミット打ち的な闘いも違和感。
いやいや、スタミナ切れって、絶対にヒロシ負けるでしょ。
終盤の闘いの展開がツッコミどころありありだった。
キャスティングはなかなか良かった。
板垣瑞生が相変わらず良い。
真っ直ぐな喧嘩好きで、バカで強くて熱く憎めない井口達也がかっこいい。
ラストの碧海くんの裸はめちゃくちゃ良い身体だった。
