全体的に懐かしさやおじさん感を感じるドラマだった。主題歌にも、違和感に似たその感覚が。
しかし、ちょうどジャニーズ事務所の過去の犯罪と対処の甘さが取り沙汰されていた時に、
木村佳乃(東山の妻である)が演じる事務所社長が、自宅を売りに出してでもどうにか責任を取ろうと奮闘し、性犯罪を許さない覚悟を行動で示したのは、
あまりに皮肉が効きすぎていて現実とのシンクロが面白かった。
しかしユーモアのある設定ながら、純粋に「責任を取るとはどういうことか、犯罪を許さない行動はこうあるべき」を世に訴えた真摯なドラマだったと思う。
途中のドタバタも楽しめたし、周りの人たちそれぞれの背景や行動の肉付けも新しいところがあり登場人物たちに愛着を覚えた。