16話まできてまた不思議な展開になってきた。
始めは、ゲームでの相手の女の子が思いもよらぬ身近な人だったというオチなのでは?とか、この類いのドラマはもういいかな、と脱落しかけていたのだが、脇役の人たちの独特の雰囲気や主人公のダメな感じがどうなるのか気になってなんとなく見続けていた。
確かにこの関係性に名前はいらない。
もしくは、性別や環境や年齢にとらわれない友情、つまり友情の多様性の話なのかも。
なんにしろ今の時代に存在感のある、新しさを感じるドラマ。
追記
29話まで見たが、
父親に頑なな思いを抱く娘が、VRでの姿にやっと完璧すぎる父親の隙を感じて心がほぐれる、というシーンを見て、やっとおじさんがVRで女性の姿である必然性も出てきた気がした。
しかし、若い女性の姿でないと本音が話せないという設定の背景を考えると、
現実世界での男性の在り方の辛さを表しているようで。だがそのしんどい資本的、競争的社会を作っているのはやはり男性であることを考えると自業自得のような気もして。
名前のない友情、そして確かに初恋でもあった、、それはわかるのだが、VRの女の子同士でキスをするのはやりすぎでは?おじさんのままだと照れくさい?若い女の子の姿だとできる?女の子というイメージを便利に勝手に使いすぎでは?
などなどモヤっとするところもありつつ、前に進む力を現実世界からもちゃんと受け取っていたと描写もちゃんと描かれていたところは良かった。傍の人たちのキャラが生きていた。