かんじ

厨房のありすのかんじのレビュー・感想・評価

厨房のありす(2024年製作のドラマ)
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発達障害=天才、という偏った視点のドラマなら誤解を生むから、やめて欲しい。
脳の発達が特殊だから、定型発達の人との社会生活を送るのが困難で、自閉(孤独)になるわけで…(高IQで天才の人もいるけど)大多数は社会から評価されなかったり、誤解されたりして苦しんでいる人が多いわけで…

まだドラマが始まってもいないのに厳しい意見を言うのもおかしいが、発達障害か否かは関係なく、会社や学校で、孤独や孤立を感じている人が、明日も頑張ろうと思えるドラマになることを切に願う。

※元々ドラマの主人公のキャラ設定は長所短所の落差があるのが王道。それなのに能力が凸凹している発達障害者を主人公にしたとなると、発達障害でないと成立しないキャラ設定にしないと、このドラマの企画は成立しない。主人公が変わり者の理由が発達障害だからという理由だけで片付けているとしたら…
架空の人物のシャーロックホームズが『私は高機能社会不適合者だ』と言うのは許されるが、
現実世界で苦しんでいる発達障害者を、変わり者扱いで表現するのは、どこまで許されるのか…

(何が言いたいかというと、わざわざ発達障害という設定にする意味って何なの?ってことです。本作に限らず、最近、発達障害者を主人公にしたドラマが多いのだが…)

心温まるドラマだと宣伝しているが、かなりリスキーなドラマ企画だと思う。好きな役者さんが、たくさん出ているので良い意味で(この不安を)裏切って欲しい。
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