車に武器を搭載してライバル達を破壊する、北米では超人気日本では超マイナーなプレイステーションのカーアクションゲームシリーズ実写版。日本でも発売されたPS1の2作に小学生の頃（ほぼ同じ内容の「ヴィジランテ8」や「カーマゲドン」と共に）ハマり、海外版PS2を買って続編もプレイしていた自分にとってはまさに待ってましたと言わんばかりの作品です。
簡単に言えば「デスレース」シリーズ的世界観の今作、アンソニー・マッキー演じるスバル・インプレッサ（丸目なのが渋い）乗りの主人公がステファニー・ベアトリス演じる女性と共に荒廃した世界で運び屋となり大陸横断を試みるというのがストーリー。
期待したカーバトルは思ったより少なく二人の距離が縮んだり離れたりの繰り返しが目立ちますが二人の掛け合いが面白く（ディズニーランドを知らなくて巨大なネズミのテーマパークなんてどこが魅力的なんだ？的台詞が笑える）名物キャラの殺人ピエロでアイスクリーム販売車乗りの敵か味方かよく分からないユーモラスなスウィートトゥース、彼らを捕まえんばかりする捜査官ストーンといった個性豊かなキャラ、トラックで引っ張るトレーラー型の「街」、人肉を食らう集団もいれば耳コレクターの店長が居るファーストフード店等濃い世界観が魅力で歯切れの良い残酷描写や1話30分×10話でサラッと観れるのも〇といった所。
ピットバイバーやピザボーイにフラワーパワー等さり気無くゲームシリーズのマイナーなキャラが登場しているのも原作を大事にしている感じで好印象で終盤には好きな3世代目のシボレー・カマロが登場するのも個人的に嬉しいです。シーズン2ではより原作に近いカーバトルが展開したり主催者であるカリプソ、両腕に車輪を付けたアクセル等ゲームではお馴染みのキャラも登場しそうで楽しみです。
「スクリーム」シリーズのネーヴ・キャンベルも出演。吹き替え声優陣もトモカズ・スギタ、ロミ・パク、シゲル・チバと豪華。監督のキタオ・サクライという日本人らしき方が気になります。
