やっぴー

十角館の殺人のやっぴーのレビュー・感想・評価

十角館の殺人(2024年製作のドラマ)
5.0
綾辻行人先生のデビュー作にして、オールタイム・ベスト・ミステリー(TIME誌かな?)にも選ばれた傑作ミステリのドラマ化。
原作も既読で、初めて読んだ時は「あの1行」が衝撃的すぎて脳がバグったほど。
小説ならではの「あの1行」を映像でどう見せてくるのか…。
意外なほど、えっ?これ大丈夫?(変な意味でなく)ってくらい真正面からなので、
なんかもう、凄いなと。
察しのいい人なら気づくけど、ギリギリ気づくかどうかってとこを突いてるので良かった。
80年代の雰囲気、十角館の造形や小道具など細部にわたってこだわりが見えてるのも素晴らしい。
役者さんも素晴らしい!
コナンくん役の奥智哉さん、島田潔役の青木崇高さん、本当に良かった!
コメディリリーフ的な役回りの濱田マリさんもいいし、
セリフがほぼないのに、めちゃくちゃ存在感出しまくりの仲村トオルさんも、
島に行くメンバー7人も絶妙に良かった!
犯人役の方も素晴らしいし、死体役?のメンバーも見事な死体っぷり?だった。
このメンバー、スタッフの皆さんで、是非「時計館の殺人」をドラマ化してほしい!
えげつない人数が○ぬ作品だけど、あの荘厳なラストを映像で見たい!
この方々なら、できるはず!
そしてこの十角館の殺人、何度でも味わいたい。
たくさんの人に観て欲しいし、原作小説、漫画版も読んで欲しい!!
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