このレビューはネタバレを含みます
原作既読。
過去にドラマをやっていた記憶は朧気にあったところに、ちょうどTVerでやっているタイミングだったので鑑賞。
岸先生は長瀬智也さんということもあり、原作よりもガタイがよさげ。
それにより、鋭く刺すようなツンとした迫力というより、全体的にのしかかるような圧を帯びた岸先生になっている。
あと冷えた感じではなく、熱さも感じる。
印象的な話はやはり5話。
ゲストの安田章大さんの演技が秀逸で、もう折れそうな、いや折れていたところから、もう一度生き直そうとしたしなやかさに心を打たれた。
演技をこれまで見たことがなかったので、これがハマり役だったのかもしれないが、役に寄り添った演技をされる方だと思った。
野村周平さん、武井咲さんも原作のエッセンスを捉えていて、原作で見ていた病理科の雰囲気を味わうことができた。
ドラマは続編がないようなので、今回の鑑賞で得た厚みを、今後原作を読む際に積み重ねていきたい。