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デアデビル シーズン1のtakagimashのレビュー・感想・評価

デアデビル シーズン1(2015年製作のドラマ)
4.7
久々に観ると完成度凄すぎるな…と圧倒されるくらい。やっぱりデアデビル好き。

ディズニー+ではなかなか実現できない、ダークでシリアスな世界観の中で、しぶとく立ち上がる人間ドラマは何度観ても飽きない。

とにかくマット・マードック役のチャーリーコックスが素晴らしすぎで。
知的で冷静な昼の顔と、狂気すら感じるクライムファイターとしての夜の顔の切り替えもすごいし、
盲目の弁護士を演じるために見えないコンタクトを使ってまで役を作り込むストイックさなどなど、真に迫ったお芝居で、1シーズンどのシーンでもかっこいい。

そしてこのドラマの重厚感、圧倒的なヴィランとしての存在感を作り上げたヴィンセント・ドノフリオも最高。
抜け目のない巨悪のボスという側面だけでなく、愛や友情ゆえに狂い弱さが露出する人間臭さも魅力。MCU(Netflixは MCUに属している派として)の中でも好きなヴィラン3本の指に入るかも。

MCUの多くのヴィランに共通する、主人公との共通点・対比性が皮肉も含めて上手くはまっているのも好きなポイント。どちらもヘルズキッチンのために血に染まっていくのとか。

あともちろん、脇を固めるフォギー、カレン、ベンもみんな良い。
フォギーが何度となくマットを救う様や、カレンが徐々に成長していく物語もデアデビルドラマに豊かさを生んでいる。

1シーズンのギリギリラストまでコスチュームお披露目しないのも、すごく好み。決断的には勇気がいっただろうけど、終盤4エピソードくらい全く目が離せない展開からのデアデビル登場は爆上がりするぞね…

シーズン2と3も久々に観ようかな…
(これ観るとルークケイジとかも観たくなりそうだけど)


↓ 2018.7.28のレビュー ----

ディフェンダーズまで観てから、あらためて思うと、最初のデアデビルが面白かったからこそ他の作品まで観ようと思ったという点で、すごく偉大。

Netflix版MCUのアイアンマン的立ち位置。

ヒロインはカレン?クレア?
僕はフォギーに一票です。
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