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ポルノグラファーのtoncoのレビュー・感想・評価

ポルノグラファー(2018年製作のドラマ)
4.1
BLのマンガ原作実写というと、映画では既に何十本と出てて、悪くないけどチープなのも多い。

でもこのドラマはクオリティ高かかった。原作はチラ読み程度。ダークな作風?で知られる丸木戸先生のデビューコミックということで、その才能が話題になったことだけは記憶にあり。

かなり撮影に力入ってる、、背景には必ず動的なもの入れてたり小道具にもこだわってあって、映画見た後の満足感。

編集もいい感じ。余韻を十分に引き伸ばしたとこで絶妙にカットされて、無駄な間があまりない。

物語は、大学生が、官能小説家の先生を怪我させちゃって、口述筆記で手伝うとこからスタート。全く腹の読めない先生に振り回される大学生が不憫でかわいいのと、小説家の創造の苦悩なんかも描かれ、、王道の展開かと思いきや、先生の屈折ぶりが人間味あって魅力的で、竹財さんが原作以上にセクシーに演じてる。

竹財さんというと、「君はペット」志尊版のハスミン役とか「ダメな私に恋してください」のディーンの兄貴役とか、柔らかい役が印象的だったけど、このつかみ所のないひねくれた役も良かった。

1番の見所は…3話の濃厚なチューシーン。大学生の戸惑いとか衝動が伝わってきて名シーンに仕上がってた。
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