テリーマザーファッカー虎

今ここにある危機とぼくの好感度についてのテリーマザーファッカー虎のレビュー・感想・評価

3.4
隠蔽体質の腐敗しまくった大学を舞台に、大学の広報課に転職した、好感度第一の空っぽな元アナウンサーが様々な事件に振り回せれていく様を描いたブラックコメディ。

とにかく主演の松坂桃李の受け身の演技は素晴らしい!
『空白』や『孤狼の血』などのシリアスな作品はもちろん、本作や『ゆとりですが何か』などのコメディテイストな作品でも松坂桃李が何かに振り回されているとだいたい面白い。

コンシャスかつブラックな作風はNHKだからこそできるのかなとも思ったりしました。

ただ脇役が豪華ではあるものの、名バイプレーヤーで固めすぎていて役者の新鮮味があまり無かったのが残念…
その中でも新聞部3人とハライチ岩井は印象的でした。