真世紀

ハングリー/湖畔の謝肉祭の真世紀のレビュー・感想・評価

ハングリー/湖畔の謝肉祭(2020年製作の映画)
2.4
2002年。水上スキーを湖に楽しみにきた野郎二人とそのうちの一人の義妹にしてもう一人の妊娠彼女。来訪した田舎の宿泊施設には食人の一団が巣食い、全員犠牲に。妊娠彼女も腹かっさばかれる。

タイトルはさみ、現在。秘密のフェスが開かれるという情報を仕入れた若者たち。途中で拾った単独行動な鋭角的なルックス女子も交えて、フェス出演者である仲間を追って、渋滞避けて田舎の脇道へ。

案の定、道に迷って怪しいパブ(そこのやはり怪しい中年夫婦の奥さん、モンローにちなんでマリリンと名付けられたんだと旦那が惚気るとマンソンの間違いでねえの、と一行の無礼者が宣うけど、まさにその通りで吹いた)で教えられた道筋を辿ると車は故障。そして、あそこに明かりがと辿り着くは冒頭の施設。

一同、施設に巣食う輩たち、はたまた通報でやってきた地域の治安を担うと自称する男にすげなく扱われて。

一同の中にやはり、恋人にまだカミングアウトしていない妊婦がいてというあたりで、色々と成り行きを察してしまうし、際立った残酷描写もあるでなく、ただただ残念な一作にとどまる。
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