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機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのRenzのネタバレレビュー・内容・結末

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

20年以上も経って公開されたガンダムSEEDシリーズの続編。
待ちに待ったファンのための映画、ファンムービーに特化した映画。

私はSEEDとDESTINYに関しては、各キャラクターとストーリーの概要はなんとなく知ってる程度。
SEEDはファーストガンダムを下地にしながら陰鬱としたストーリーで、主人公であるキラを戦いを強いて追い込みまくったり、エヴァ以降の作品だなあ、といった印象。
DESTINYは物議を醸した主人公交代展開に、最後の方で湧いて出たディスティニープランの描写が足らないまま終わった印象。

本作ではそのディスティニープランの危険性を描く、紛れもない続編。
脇役キャラや死んでいるキャラたちへの目配せもあり、ファンサービスは細やかです。

脚本はSEEDとDESTINYと同じく今は亡き監督の奥様。
本作が運命には縛れない愛の物語だったのはなんとも泣ける話じゃないか。

思えばキラとラクスの関係はよくわからなかった。当時はなんとなく一緒にいた感が強かったので、その分2人のラブストーリーに特化したのは良かったと思う。

DESTINYで不遇な扱いを受けたシンが、本作では無邪気なキャラとしてとても良いキャラになっていたのも良かった。

ディスティニープランとキラとラクス、シンの扱いと、前作までに描ききれなかった心残りを補足したという意味でも素晴らしい。

でも、そんな映画もやはり20年前の作品の続編。
クオリティの高いアニメ映画作品が多い昨今。
それらと比べてあまりにも雑なストーリー展開に、意味もなく胸を揺らしたり、惹かれ合う描写がキラキラしてたり、短時間でゴミのように死んでいくモブキャラたちと、そういった描写が今観るとキツいものがあります。

新キャラたちもかなり雑な扱い。
有能な分ルルーシュ声の味方キャラが一番マシで、特に敵キャラたちはとってつけた感が凄い。
恋の鞘当て要因の過剰な王子様キャラや、はじめから喧嘩腰の嫌な奴だったり、雑なクェスを意識したようなキャラがいたりとか。

まあそんなところはファンサービスが加速する中盤以降でどうでもよくなる。
特にアスランが登場してから面白くなります。

シャアのあのシーンを彷彿とさせるズゴックで変な顔😡して登場するアスラン。
軍隊仕込の格闘術でパンピーに毛の生えた程度のキラを圧倒するアスラン😓…と巻き込まれるシン😫。
その後の会話でラクスのことを話すときに、周囲におまいう反応?😒をされるアスラン😅(キラには効いたからOKか…)。
シンにジャスティスだから負けたと言われてしまうアスラン…じゃなくてジャスティス😥。
心を読む敵相手にカガリの裸😚妄想で対抗するアスラン(笑)。敵もドン引き😲😨😳!

結論、やはりアスラン・ザラが最強か😎。
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