劇場版名探偵コナンシリーズ制覇を目指し、サブスクで20本以上見たが、その中でも本作はBest5に入るほどクオリティが高い。
少し前の「純黒の悪夢(ナイトメア)」のように黒づくめの男や公安、CIA、FBI捜査官などが登場するエスピオナージ話なので、サスペンスにあふれ、顔認証システムやディープフェイクなどのネタも盛り込んでいる。実写のスパイ映画のような趣があった。
ヒューマン部分では、灰原哀がいつもよりもはっきりと自己主張を行い、自らの素直な感情を赤裸々に表現していた。ここらへんは、コナンファンの心を打つところだ。劇場で大ヒットした理由もわかる。
海中で潜水艦相手にコナンが命がけの奮闘っぷりを見せてくれるし、コナンに負けじと灰原哀も大活躍する。
今回は彼女の内面を深く掘り下げたので、しばらくは彼女メインの新作は間を置きそうな気がする。