アキラナウェイ

SISU/シス 不死身の男のアキラナウェイのレビュー・感想・評価

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)
3.9
フィンランド発、お爺ちゃん強い系ミリタリーアクション、ここに爆誕!!

SISU(シス)なのに死なないッ!!
不死身過ぎるぜ爺さんよ!!

"SISU"とは——?
翻訳不可能とされるフィンランドの言葉。意志の強さ、不屈の心、飽くなき反骨精神。

第二次世界大戦末期、ナチス・ドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。荒野を旅する老兵は愛犬を連れ、掘り当てた金塊を運ぶ途中でナチスの戦車隊に遭遇。金塊も命も狙われるが、彼こそがかつてたった1人で300人ものソビエト兵を殺した"伝説の兵士"だった—— 。

章立てのストーリー展開はシンプルで観やすい。

そして、ほぼ何も喋らない老兵。
自ずと彼の心情を推し量ろうと画面に釘付けになる。しかし、そこにあるのは怒りのみ!!金塊を奪われたら奪い返す!!

倍返しだッッ!!!!

あ、失礼。
ワタシ、今頃になって2013年放送のドラマ「半沢直樹」を観ているんです。堺雅人サイコー。

余談でした。

ツルハシ1本でサクサク殺るし、機関銃の雨嵐の中も何とか鉄の盾で防いで、地雷原も何とか逃げ切り、挙句には首を吊られて…。

いや、流石に死ぬでしょ。

でも死なないッッ!!

首、鍛えているのかな??

最後は戦闘機にツルハシをフックにして乗り込んでからの空中戦まで。

マジで強いし、とにかくアドレナリンが出たまんまで最後まで駆け抜ける。ラストシーンがシュールで良き。そして何せワンコが可愛い。

ドイツ兵が英語を喋っているのがどうしても違和感だったけど。頭からっぽで超絶楽しい作品。