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鯨の骨のそのレビュー・感想・評価

鯨の骨(2023年製作の映画)
3.6
ゆるめるモ!の『女の子よ死体と踊れ』の時に彼女の演技力に目を見張るものはあった(古参アピ)
今回、実写『咲』以来のあのちゃん舞台挨拶の回での鑑賞の機会もいただけてハッピー!

いっつもミステリアスな役、消えちゃいそうな役なので『ゆうべはお楽しみでしたね』の時みたいな心配することのないような役ももっと見たいなあ…
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物語は不眠になってしまった主人公が中心なので常に画面が暗くて、青のレインコートと相まってタイトルから想起される深海が感じられた。衣装の赤の差し色も映えて綺麗。

ARアプリで自分を『埋めていく』体験は面白そう。観光にも使えるしなあ。
埋めていった自分がどのように消費されていくのかは、アイドルの消費のされ方、SNS時代のインフルエンサーの消費のされ方を露骨に表現していて、そこに当てがわれるあのちゃんが適役すぎて切なかった。

鑑賞後すっきりせず、モヤモヤが残る映画は個人的に好きです。
そ