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ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワーのlordanthonyのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

初ニナ・メンケス。テーマがなかなか重いこともあり、結構観ていて疲れた。異性愛者の男性映画監督が女性を客体化して、性的な目線で視ていることを問題視していて、そういったことは男性が圧倒的に多い映画業界だから起こることという話。まあ、他の産業でもあるとは思うが。

自分は異性愛者の男なので、正直言うと映画の中の性的なシーンとかは、いやらしい気持ちで観てしまうことはある。ただ、そもそもセックスシーンとかで映す必要のない女性の裸を映し、演者も嫌がっているのであれば、芸術でもなんでもなく性加害になるというのは理解できた。そういう状況も、この映画のように声をあげないと改善していかないということで、女性が弱い立場でいることを改めて認識した。

ジャンヌ・ディエルマンのあのシーンは出てくると思っていたが、あれこそが女性が男性に抱く嫌悪感の象徴のような気もした。
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