イチャンドンの描く、現実世界をぐっとのぞきこんで両手で掬い取ったような物語は言葉にできるようなものではなく、胸がどこかつかえたように苦しくなるけれど、それ以上にハルモニの、詩の、言葉の、現実の、自然…
>>続きを読むずっとずっと観たかった1作。
作品と対峙するたびに味わいが増す作品。
ここまでヘビーじゃなくとも、理想と現実のギャップは誰にでもあるもので、ミジャがどう現実と折り合っていくのか、その過程と詩の創作と…
詩は美しくなければ、
自分の世界を美しく見なければ、っていう生き方を私も自身を守る為に無意識にしているので、多分皆そうなので、
現実を直視して荒立てて行く事は辛く厳しいという事も知っているので、
人…
アグネスへの詩を紡ぎ出すためのヤンさんの道のりは悲しくも本当に優しくて…
性的暴行に対する男女間での意識の違いや男性視点の外見至上主義等々出てくる男みんなクソすぎる。ちゃんと最後にはたとえ血縁関係…
イ・チャンドンの人間や彼らを取り巻く社会に対する眼差しが好きだ。彼は映画を撮るのが上手すぎる。美しさだけでなく、汚くて醜い世界にも目を向けること。死者に代わって生きている者が詩を紡ぐことの意味。最後…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ラスト、主人公の声から少女の声に変わる演出が凄い。それにより冒頭みたいに主人公を死体で見せなくても同じことをしたと伝わる。少女がこちらを見るのも緊張感あって良い。
他人事な人たちの中、警察とのバトミ…
ポエトリーは、シークレットサンシャインと似た雰囲気をまとっていて、リンクするところもあったけれど、また違った重さで、償うってどういうことだろう、とか色々考えさせられた。
詩を通して見る美しい世界と…
やせた土の上に落ちた杏の実も、宙に浮いたままのシャトルも、時の川を上ってはいかないけど、花はまた同じ季節に咲いていた
押さえつけても隙間からあふれ出してくるほどの うれしい や かなしい が、ひとり…
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