社会のダストダス

恋するプリテンダーの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

恋するプリテンダー(2023年製作の映画)
3.2
これは男性が観ても女性が観ても、むほほポイントが高い映画だと思います。二人とも、、、しゅごいです。

Netflixオリジナル作品で定期的に配信されている、あるいはアマプラでよく見放題配信されている低予算のTV映画みたいな、今やシネコンでは絶滅危惧種になりかけたクラシックなラブコメ。

去年はジェニファー・ローレンスが全裸でバックドロップする映画が、全米でそれなりにヒットしてたみたいだし、本作も下手な大作タイトルよりもヒットしているということで、一周回って受け入れられる土壌になっているのかな。

主演はシドニー・スウィーニーとグレン・パウエル。二人ともちょっと性格に問題がある役が似合う。何らかのハプニングでやたらと布面積が少ない事態に発展するのは、ありがたき幸せであるのだが、どちらもそんなに共感しやすいキャラクターではなかったのが玉に瑕か。まあ、エッチだから許せるけど!

基本的に嫌な人が出てこない映画だけど、主演の二人が腹筋と胸部装甲で許されているが、不可抗力はあれどそこそこアカン事をしているので、その分周りの人たちの優しさや気遣いが時に切なく映る。ビーの元カレは何か可哀想で居た堪れないし、ベンの元カノの付き合っている、サーファーも頭弱いけど多分良い人。

シドニー・スウィーニーは物騒な映画に出ることが多いから、命の危険がない内容でアホなことをしている画は何だかんだ新鮮だった。オーストラリアはレスキュー隊呼ぶのに金掛かるんでしょうか。最近日本でも救急車をタクシーみたいに使う人が問題になってるけど(笑)